『生中継 ふるさと一番!』という番組をご存知でしょうか? 毎週月曜~木曜、午後12:20~12:43にNHK総合テレビで放送しているお昼の番組です。
日本全国各地の伝統工芸や習わし、郷土料理や名産品など、その土地ならではの「ふるさとの一番」を紹介していこうという番組です。
ここで紹介された名産品を取り寄せたこともありますし、テレビの前にいながらにして旅行気分が味わえるので、タイミングが合えば昼食を食べながら観ています。
この番組の魅力は番組名の通り、なんといっても生中継であるということです。生中継=編集がきかないわけで、小さなハプニングから思わぬハプニングまで何かが起きるかもと、ついついあらぬ期待をしながら観てしまいます。というのも、いや、それは後ほどゆっくりと。
この番組はアナウンサーとタレントさんがコンビで番組を進行していくのですが、たとえば、そば打ち名人にスポットを当てて紹介しようという場合、番組は以下のような流れで進行していきます。
まずは、そば打ち名人にインタビュー(苦労話など)⇒お弟子さんにインタビュー(異業種からの転身者はインタビューを受ける可能性が大)⇒常連客にインタビュー⇒タレントさんがそば打ちを体験⇒みんなで和気あいあいとそばを試食⇒笑顔で手を振りながら番組終了というパターンが一般的ですが、ここで鍵を握るのは常連客という伏兵の存在です。
もちろん、番組に出演するくらいですから、とても人の好さそうな(実際に好いのだと思いますが)オジサンやオバサンが多いのですが、人の好さ故に、ついついしゃべりすぎて進行を妨げてしまったり、言ってはいけないことまでポロッとしゃべってしまうことがあります。
もう3年か4年くらい前でしょうか、千堂あきほさんがホタテ(牡蠣かな)の養殖場を訪れ、稚貝をワイヤーに通す作業を体験したときのこと、千堂さんと稚貝を通して何十年というベテランのオバサンとの会話です。
千堂さん 「わぁー、ムズカシそうですねぇ。私にできるかしら?」
オバサン 「さっき練習したでしょう(とキッパリ)」
決して揶揄するわけではなく、テレビの醍醐味とは、まさにこういうところだと思うのです。
このオバサンも番組を壊そうと思って言ったわけではもちろんなく、空気が読めないというのとも違うと思います。練習したにもかかわらず、「私にできるかしら」と言った千堂さんの言葉に「アレ?」と思っただけで、トーク番組でウケを狙って内幕をバラす芸人さんとは違いますよね。
ただ、このハプニング、もしかしたら番組自体狙っているのかもと思ってしまうこともあります。
僕も毎日欠かさず観ているわけではなく、せいぜい週に一度か二度ですが、それにしてはハプニングが多すぎるような気がします。こんなこともありました。
海苔かワカメの養殖場(養殖場が多いですね)でのこと、番組のオープニングでウェイダーを着て膝まで海につかった、菊池麻衣子さんと男性アナが映しだされました。
しかし、ただボーッと立っていて、その表情は暗く、なんだか疲れているような感じでしたが、1秒か2秒遅れて、海岸で水をかけあう恋人同士のように、「○○さん、やめてくださいよ」「いいじゃないですか、菊池さん」と、いきなりキャッキャと水をかけあいだしたのには唖然としてしまいました。
まあ、これはキューを出すタイミングが遅れてしまったのかもしれませんが、こんなこともあるのですよね。
司会のアナウンサーやタレントさん、現場のスタッフの方たちは、さぞかしご苦労が多いのだろうと推察しますが、これからも心がホッと和むような番組で、僕たち視聴者を楽しませていただけたらと願ってやみません。
どうですか? ちょっと観てみようかなぁと思ったでしょう。ではまた。
(道秋ナオ)

