天皇陛下をはじめ、皇族の服を仕立ててきた日本の紳士服業界の長老である服部晋氏は、洋服に関する知識と理論と技術には右に出る者がいないと言われています。常に仕立て技術を探求されており、「斜面裁断」や「プルダウン」など独自の技法を開発したことでも世界的に知られております。
一般に、製図法には「胸寸法」と「短寸法」の2種類がありますが、「胸寸法」は胸囲の寸法を基に各部の寸法を割り出していく方法で、数値が求めやすく、バランスの良い服ができます。一方、「短寸法」は人体の各部の寸法を直接的に細かく分けて計るため、個人の体型を知ることができます。
服部晋氏の製図法は、「胸寸法」で背幅や胸幅、襟みつなどを割り出して全体のバランスを取りながら、他の部分は「短寸法」で細かい箇所を修正していく手法を取り入れております。
ところが、この両方を用いても計れないのが「膨らみ(大きさ)」の寸法です。
「短寸法」では膨らんでいるところの長さが計れても、どのくらい「膨らんでいる」か、大きさまでは立体的に計ることができないのです。
特に婦人服の場合、「胸のはらみ」が必要になりますので、どうしても前後のバランスが取れず服が綺麗に下がらない…という問題が既製服業界関係者の間で広がっていたそうです。服部晋氏はこの前後のバランスを取るという問題の解決に、DVD「婦人服を綺麗に作るコツ」で婦人服を美しく見せるためのテクニックやポイントを紹介しています。
通常、バストの膨らみ(大きさ)を横の基準線であるバストラインで捉えますが、服部晋氏の仕立てテクニックでは、「胸のはらみ」を前身にある縦線の長さの差として捉え、ダーツ分量に変えています。目からウロコですね。
このダーツをどこに展開すればいいのかも詳しく解説しております。体型に合わせたダーツの取り方についての解説も大変興味深いものでした。
上記以外でも、いせ込みをせずに袖を綺麗に付ける方法、ローライズパンツの問題点とその解決法、スカートの横ダーツの取り方等々、分かりやすく解説されています。
早速、わたしも服部晋氏の製図法を基に新たな服作りに取り掛かりました。
絶対おススメのDVDです。
パパ 遊んでくれー

