$ブルーミングキッズ教育社 (Blooming Kids Educational Company, LLC)




 教室入り口にあるのが「BKC文庫」です。 

 この文庫は以下のような「10の狙い」のもとに本を揃えています。












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         1 入試の「国語」対策。

 過去に全国の中学入試に出題された小説や詩です。過去にどの中学校で出題されたかは『中学入試に出る名作100』(講談社)をお読み下さい。受賞やベストセラーで注目される作品以外にも、長く出題され続けている作品が紹介されています(近年の例としては、『日本語の表と裏』森本哲郎 平成21年立命館慶祥高校/平成23年札幌大谷中学校英数選抜・英数コース)。文庫内にあります。










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        2「理科」を得意にする。

 理科の予備知識として役立つ事柄が満載の図鑑類(『昆虫』『植物』『人のからだ』(学研)など)です。昆虫に関しては体のつくりの違いに基づいた分類が、植物では根や葉、花のつくりの違いについての出題が多く見られます。人体の臓器の仕組みと働きについても視覚的な理解は不可欠です(血流など)。







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     3「大事なこと」をマンガで学ぶ。

 広い年代のこどもたちに人気の「ドラえもん」がわかりやすく解説する学習漫画シリーズです(『天体がわかる』『ことわざ辞典』『日本の歴史がわかる1・2』ー他多数(小学館))中学受験関連の教材作成に定評のある「日能研」の監修によるもので、内容は本格的です。マンガならではのイラストやダジャレまで駆使して楽しく教えてくれます。小学校低学年のお子様はもちろん、語句の暗記に追われて、なぜそうなるのかという仕組みの理解につまずいている小学校高学年から中学生のお子さんには特に理科がお薦めです。一般の参考書類にはない、わかりやすさと親しみやすさがあります。




$ブルーミングキッズ教育社 (Blooming Kids Educational Company, LLC)      4「歴史」のイメージをつかむ。

 歴史はひたすら語句を暗記すれば良いと思われがちですが、社会の変化に連れてどのような結果が生じたかを知り、それを今後の社会作りに活かす事が大切です。ところが実際には、それぞれの時代の断片しかわからず、変化の流れがとらえられていないために歴史嫌いのお子さんが多いようです。
 まず上記3でご紹介した『日本の歴史1・2』を読み、次に『学習まんが 日本の歴史』(小学館)を、最後は『マンガ 日本の歴史』ー石ノ森章太郎(中公文庫)に挑戦して下さい。歴史の流れがわかると、たくさんの引き出し(言葉の入れ場所)ができ、語句の暗記が楽になります。その後は『学習漫画 世界の歴史』(集英社)にも目を向けましょう。その時代、時代を絵で見ることで人々や社会の具体的な姿が見えてきます。



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      5 「調べる力」を身につける。 
 
 上記4の『マンガ 日本の歴史』ー石ノ森章太郎ーは、大学の先生方が監修についたかなり本格的な内容です。知らない用語が出て来たら『日本史用語集』(山川出版社)で調べましょう。その説明の中にもよくわからない言葉があれば『広辞苑』(岩波書店)で調べましょう。その説明が難しいと思ったら、子供向け辞典の『チャレンジ国語辞典』(ベネッセ)で調べて下さい。このように用語集(他に『政経用語集』(清水書院)など)、信頼性の高い大型国語辞典、子供向け辞典を使いこなせると、授業以外でもどんどん知識を吸収できるたくましくて「優れた学習者」になれます。




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      6 「言葉の意味」に強くなる。

 どの教科も自己学習ができるかどうかは、語彙力(読めて、意味がわかる言葉がどれだけあるか)にかかっています。BKCの中学受験クラスでは辞典で意味を調べて、短文を作成する課題に取り組んでいます。もちろん、意味調べにBKC文庫の辞典類を使用することができます。







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     7 「算数が大好き!」という人へ。

 教科書に出てくる「場合の数」がどのような必要性から、どんな数学者によって研究されたのかや、「ニュートン算」に名前の残るニュートンとはどんな人物だったのか、円の面積の公式を古代ギリシャ人はどのように導き出したのか……など、現実感のある話がたくさん出てくるのが『数の世界』(タイム ライフ ブックス)です。でもやっぱりマンガがいい……という人にも『マンガ 幾何入門』(ブルーバックス)がありますので、安心して下さい。





$ブルーミングキッズ教育社 (Blooming Kids Educational Company, LLC)        8 「先輩」から学ぼう。

 ニュートンは「万有引力の法則」の発見で知られるように、物理学者としても有名です。この『ニュートン』(ポプラ社)の伝記を読んだり、戦国時代の武将がかっこいいと思う男の子なら、「織田信長」や「豊臣秀吉」を読むのも良いでしょう。これらの人たちや彼らの残した業績が身近に感じられるようになります。
 「歴史に登場する人は男ばかりでつまらない」という女の子には『キュリー夫人』(講談社)がお薦めです。「ナイチンゲール」や「マザーテレサ」も良いですが、男性並みの業績を残し、ノーベル賞までも取ってしまったところがとてもカッコいいですよ。
 また、各先生方が文庫に持ち寄った本を読むことで、これまでに先生方がどのように学んできたのかという履歴も知ることができます。



$ブルーミングキッズ教育社 (Blooming Kids Educational Company, LLC)      9 「外国語」について学ぼう。

 ドイツ語で書かれた児童小説『EMIL UNT DIE DETEKTIVE』ーエーリヒ・ケストナー作ーには、小松太郎さん訳の『エミールと探偵たち』と、池田香代子さん訳の『エーミールと探偵たち』の2種類があります。翻訳する人によりこんなにも雰囲気が変わってしまうということに気づかされます。このように外国語を訳すということは、一義的に内容が決定されるものではないということを知っておくことが、今後外国語を習得するときの役に立つはずです。
 とはいえ、この意味がわかるのはだいぶ先のことになるでしょうから、今は気楽にドラえもんの英訳版『DORAEMON』(小学館)を読むのもいいでしょう。学校では習わない口語表現や擬態語・擬音語がたくさん出てきます。"HONK HONK!"や"Rrrr, Rrrr"でどんな音を想像しますか?



10 みんなと「本について語ろう」

 本に「T. Desaki」のシールが貼ってあるものは、BKCスタッフの「出崎」が持ち寄った本であることを示しています。上で紹介した本以外にも、スタッフのお気に入りの本が多く含まれています。例えば、「T.Desaki」のシールが貼られたオススメ本をいくつか挙げてみると……

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① 『プラム川の土手で』(講談社)

 テレビドラマ化された『大草原の小さな家』も同シリーズ。作者はローラ=インガルス=ワイルダー。自身の生い立ちをもとにアメリカの西部開拓時代の家族を描いたもの。自然の猛威にさらされつつも、小さな家族が愛情で支え合いながらたくましく生き抜く姿が感動的で、タイトルの”大草原”と”小さな家”がそのことを象徴している。温かな家族愛で心を満たされたたいという人にオススメ。





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② 『日本』(タイム ライフ ブックス)

 第6章の「ヨーロッパ人の見た日本」がとても楽しい。16世紀に初めて日本に来たポルトガルの商人やスペインの宣教師たちが、日本の優雅な礼儀作法から始まり、”想像を絶するほど”上品で立派な食事のマナー、”天使の手によるかと思われるほど”美しい城郭、”世界一名誉にうるさい”国民性、”信じられないほど”大人びた子供、などについて驚きを持って母国やローマ法王への書簡に記しています。その熱意のこもった褒めっぷりにすっかり気分が良くなると同時に、普段あまり意識していない国民性の原点が見えるような気がしてきます。近年国際競争が激しくなり、日本について否定的な報道が増える中で、ちょっぴり自信回復に役立つ1冊です。


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③ 『輪切り図鑑 ヨーロッパの城』(岩波書店)

 中世のお城が緻密なイラストで隅から隅まで細かく描かれています。至る所で輪切りにされたお城の中は、その構造からどこにどんな人が暮らしているかまで一目瞭然です(中にはお尻丸出しでトイレ中の人まであり!)。当時の技術水準や文化、社会の仕組みまで見えてくるところが素晴らしい。おもちゃや機械を見ると分解したくなるという人にはうってつけの本です。






 これらの本を読んだ後には「推薦カード」を書いて提出する事ができます。このカードの目的などについては、後日ご紹介します。