No.356 越境EC ランドセルは海外に売れるのか
先日お客様から、ランドルの海外販売を考えているので相談にのって欲しい
と依頼を受けました。
ランドセルの値段は6万円~8万円。
もちろん本革。
お客様曰く、ヨーロッパではランドセルが人気なので勝算があるとのことだった。
すでに海外販売を行っている販売者に商品を卸すか、自社で海外販売サイトを
立ち上げることを検討されていました。
私は恐らく売れないとアドバイスしました。
まず、値段設定が高い。
海外の子供が使うとして、6万円~8万円を買う購入者はほぼいない。
ランドセル自体子供が使うものなので、海外の大人が使うとしてサイズが合うか
不安があるためカート落ちする。
また、革製品のため関税率が非常に高いため、購入者の購入価格が更に高くなる。
○提案①卸販売
販売時期を逃した4月以降の在庫を海外(9月始業式の国)の業者に大量に一括で販売する。
大量に在庫が無い場合は、同業者から4月以降に在庫を仕入れる話をつけておき合わせて販売する。
少なくても100個以上は欲しい。
大量に仕入れたランドセルをコンテナで一括発送する。
販売価格は一個2万円まで。
○提案②個々販売
海外販売用のランドセルを作ってしまう。
日本国内で販売されているランドセルは、安物が存在しない。
だから、販売しやすい低価格商品を作ってしまう。
価格設定は1万円前後。
関税の問題をクリアにするためフェイクレザーを使う。
大人用のサイズも用意する。
海外受けするデザインもいれる。
ヨーロッパアマゾンで販売する。
海外販売用のランドセルを作るのはハードル高いので、提案①が有力です。
販売先は各国のECサイト販売者にビジネスメール打ちまくれば引っかかります。
あとがき、
(あくまでも、個人的な考えや情報を発信しております。)
所属: 越境ECコンサル
保有資格: 通関士 国際複合輸送士 貿易実務