No352. UGX中国越境EC通関配送サービス
2017年10月16日から、日本郵便は申通エクスプレスジャパンと中国の越境 EC 総合税による通関
及び 中国国内配送網を利用して、UGXによる中国宛の配送サー ビスを下記のとおり開始した。
申通エクスプレスジャパンとは中国大手物流会社。
日本から中国まではUGXで配送、中国は申通エクスプレスジャパンが配達するスキーム。
このスキームを利用できる発送商品は中国国務院が発表しているポジティブリストに載っている必要があります。
ポジティブリストとは、
http://gss.mof.gov.cn/zhengwuxinxi/zhengcefabu/201604/P020160407628544745898.pdf
http://gss.mof.gov.cn/zhengwuxinxi/zhengcefabu/201604/P020160415822493955077.pdf
保税区モデルでの取り扱い可能品目を国務院はポジティブリストとして公開しました。ポジティブリストに掲載され
ているもののみが越境ECで取引できるというルールに変更になりました。当該リストは同年4月7日と4月15日に発表
され、現在1,293品目が掲載されています。このリストに掲載されていない品目を輸入する場合は一般輸入の扱いに
なり、電商税の優遇措置ではなく、関税、増値税、消費税が課税されます。
このスキームを利用する最大のメリットは越境EC税率が適用できるとことです。
ほとんどの商品の税率が11.9%になります。
関税も元払いのみ。
Tmallなどで販売している場合、関税は出品者が払う必要がある。
国際郵便などで発送すると関税は購入者に請求されるため、後日購入者に関税をキャッシュバックしないと
いけないから不便であった。この問題はこのUGXでクリアできる。
送料については、掲載されていなので郵便局に問い合わせしないと分からない。
https://www.post.japanpost.jp/cgi-visit-receipt/index.php?f=form&act=init
最近の国際物流は複雑なので直接聞くのが一番。
あとがき、
(あくまでも、個人的な考えや情報を発信しております。)
所属: 越境ECコンサル
保有資格: 通関士 国際複合輸送士 貿易実務