No.166 クロスボーダートレーディング ブログ
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インコタームズとは・・・
貿易取引における運賃、保険料、リスク(損失責任)負担等の条件に関する売主と買主の合意内容について、国によって用語の解釈に不一致があると貿易が円滑に行われないため、国際的に統一的な定義を取り決めたもの。
こう書くと難しいですが、貿易取引の場合はいつの時点で商品が買主に渡ったか、また、送料はいつの時点から買主が負担するか等を明確にしておく必要があります。
これを明確化するために、国際商業会議所が統一規則(インコタームズ)を発表しています。
国内取引の場合、受取人に商品を渡した時点で商品の所有権は移ります。
でも、海外販売の場合は簡単にいかない。
例えば上海まで船積みで輸出する場合に、船が沈没すれば、その商品は誰の物であったか明確にしておかないといけない。
上海に貨物が着いて通関は輸入者がするか、輸出者がするか。海上保険はどちらが加入するか等、決めておかないといけないことが多い。
これらのことを、あらかじめ国際商業会議所がいくつかの条件を用意してくれていて、輸入者輸出者で話し合ってこれで契約しようって決めるわかです。
インコタームズには、
・FCA
・CPT
・DDP
とか色々あります。
もし、初めて貨物を輸入するのであれば
・DDP(Delivered Duty Paid)関税込持込渡がお勧めです。
輸入者にほとんどリスクはありません。簡単に言うと、送料、通関、税金等をすべて輸出者が行うというものです。でも輸出者にとってはリスクが一番高い条件。
反対に初めての輸出にお勧めな条件は
・EXW(Ex Works)工場渡
輸出者にリスクはほとんどない。輸出者の工場から勝手にもっていってという条件です。
ちなみにEMSのインコタームズは、購入者が受け取った時点で危険負担は移行し、関税は購入者が負担するのでDDU(delivery duty unpaid)になるでしょうか。(正確にいうと違うのですが・・。)
少し、難しい話しでしたね。
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あとがき、
『海外販売を始めたい方や、海外に荷物を発送したい方は、お気軽にご相談下さい。』
所属: 物流会社
名前: 高山
国際郵便 海外販売 コンサルタント
保有資格: 通関士 貿易実務
2013年12月13日に『海外ネット販売セミナー』が開催されました。
http://www.post.japanpost.jp/int/information/2013/1126_02_01.pdf
http://www.post.japanpost.jp/int/information/2013/1126_02.html