家に帰りたいのになかなか帰れない日があった。

行き先は全て車で10分以内。



その日の予定は、午前中からお昼まで幼稚園、その後一度帰宅してから怪獣の習い事に行く、それだけだった。

朝からの打ち合わせだったため、ゆっくりとコーヒーを飲む時間もない。

帰ってきたら飲もう!

と用意をしておき、出掛けた。



それが…。

昨年も同じ打ち合わせに出たが、今年は雰囲気が違う。
白熱する話し合い。
私の中の終了予定を過ぎても続いている。
結局、降園時間がきてお開きになった。

習い事にはこのまま行かないと間に合わないな…。

怪獣達を連れて教室に向かう。
レッスンは通常通り終わった。

しかしその後、同じ教室に通うお母さんが先生と少し話をしたいと言う。
子どもがいるとゆっくり話も出来ないだろうと、もう一人のお母さんと子ども達を見ていることにした。
一緒に待ってくれているお母さんとはとても話が合う。気付いた時には一時間を経過していた。
程なくして先生と話をしていたお母さんが戻ってきた。


さぁ、帰ってコーヒーだ!

その前に大人しく待っていた怪獣達にお菓子を買ってあげようとコンビニに寄った。
欲しいお菓子が決まっていたので、レジまでは早い。

会計が終わった時、知り合いのお母さんに声をかけられた。
ついつい立ち話をしてしまう。
コンビニに入ってから出るまでの最長時間を記録した。


さて帰りますか!

コンビニを出たところで若者に道を聞かれた。
乗っているバイクは他地方ナンバー。アクセントも明らかに違う。
立ち話中にコンビニの店員に道を聞いていた若者だ。
地元の私が聞いても
「それじゃ分からないよ…」
という説明をしていた店員さん。レジに人が並んでいたために慌てたのだろう。

そのコンビニは多少辺鄙なところにあるため、土地勘がなく広域地図しか持っていない若者への説明は難しい。しかも具体的な建物や場所にではなく○○ジャンクションを目指して行きたいと言う。高速に乗るのかと思いきや、そうではないらしい。
主要道路を説明し、後は案内標識を見てもらうことにした。


さて、今度こそ!

今まで大人しくしていた怪獣達が会話が終わったことを知り、若者に話しかけた。

「仮面ライダーみたいだね!」

人がいい若者だったようで、怪獣達とにこやかに話をしている。



なんやかんやとあり、帰宅した時には辺りは暗くなり洗濯物は冷たくなっていた。予定より6時間遅い帰宅だった。

やっとありつけたコーヒーの美味しかったこと!


こんな日もあるんだな、と思った1日だった。