よく腹痛で苦しむ。

寝不足や疲れが溜まると起こりやすい。

夏の暑さや連日いろいろと忙しかったせいか、昨日はお昼過ぎから痛みが始まった。

今回は特に痛む。怪獣達に理由を話し、休ませてもらうことにした。




お母さん、少し寝るから。喧嘩をしたりしないでね。

「分かったよ。早く元気になってね」




隣の部屋で楽しそうな笑い声がする。ゆっくり休めそうだ…。




ウトウトして20分くらい経ったろうか、大怪獣が枕元にいる。


どうしたの?

「お見舞いのお手紙を書いたの」

そう、ありがとう。後で読むね。もう少し向こうの部屋で遊んでいてくれる?

「はぁい」


素直に部屋を出る大怪獣。




それから…




5分起きに大怪獣と小怪獣が「お見舞いの手紙」「お見舞いの絵」「お見舞いのぬいぐるみ」を交互に持ってくる。


ごめんね、お母さん眠りたいんだ。

「お腹はどんな風に痛いの?赤ちゃんを生むより痛い?」
と大怪獣。

あなた達を生んだ時よりは痛くないよ。
あのね、お母さん眠り…

「私ね、もうすぐ赤ちゃんを生むの」


Tシャツの下にぬいぐるみが入っているらしい。


…そうなの。じゃあ向こうでお母さんごっこをしておいで。




やっと2人が部屋から出ていく。寝入り端を起こされたせいか、眠りにつけない。聞くとはなしに、隣の部屋の会話を聞いていた。

どうやら大怪獣がお母さんで小怪獣が子ども、ぬいぐるみが赤ちゃんらしい。



ほら、使ったものを片付けなさい!

スイッチをつけたままにすると、いざという時に使えないでしょ!

できないと思うからできないんだよ!できると思ってやってごらん!

念のため、クッションをここに置くからね!


小さい私だ…。会話の流れはよく分からないけれど、口調はまさに私。

これ以降も『小さい私』は私の口調で会話を続ける。

いざという時…。

念のため…。

それを真顔で言っている大怪獣を想像すると、違う意味でお腹が痛くなってきた。




少し横になれたし、起きるか…。





そして今。まだ微妙に腹痛は続いている。早く眠りたいのに今度は虫の大合唱だ。
今夜は何かあるの?というくらいの騒音。




泣きっ面に蜂。

腹痛に怪獣と虫。




あぁ…。