1022_DEC.gif

二、三ヶ月に一度、烏や猫にゴミ置場が荒らされる。

可燃ゴミの日を守らずに前日、前々日に出す住人がいるのだ。





せめて鳥避けのネットだけでもかけてくれればいいのになぁ…。

出したのはおそらくあの家だと分かるものの、そこの住人はそのゴミの上を車で通って行った。

平気なのかな。

仕事に間に合わず、やむを得ないと思っているのかな。

いろいろな思いが錯綜する。一度二度ならまだしも、今回で何回目だろう。

誰かがやってくれると放っておくのだろうか。





散乱したゴミをそのままにも出来ず、ビニール手袋、箒、塵取りを持って掃除に行く。



あぁ、生ゴミ…。



出した人が掃除をすべきなのに。
どうして私がこんなことを…。

心の広い人なら
「私は家にいるし、時間があるから」
と、人を責めたりせずに片付けるのかも知れない。

私がやっていることは、ただの自己満足に過ぎないのかな…。




そんなことを考えながら作業をしていると

「いつもお掃除大変ね」

突然声をかけられた。

近所に住む顔見知りのおばさんだ。





おばさんは、私が何度か掃除をしているのを見ていたらしい。

「あなたが出した訳じゃないのにねぇ。最近の若い人はゴミ出しのルールも守れないのかしら」

ひとしきり「最近の若い人は…」を話し終えたおばさんは、趣味で作っているというミニトマトをくれて去って行った。





褒められたくて掃除をしていた訳ではないけれど、そうやって見てくれていた人がいるのは嬉しい。

ゴミ置場は綺麗になって、心は温かくなって、新鮮なトマトまで頂いて、幸せな気分で帰宅した。





でも…

一つ気になることが…。





私の母と同じ年代と思われるおばさん…





あなたから見て私は





「最近の若い人」に入っていないのですか…?