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昔から言われていること。

地方や世代によって異なるだろうが、よく聞くのは


・夜(または日曜日)に爪を切ってはいけない

・靴を家の中から履いて外に出てはいけない

・箸と箸で受け渡しをしてはいけない


一般的な「お約束」だ。


私の実家では他にも


・目上、年上の人に履物(靴下を含む)をあげてはいけない

・洗濯物を夜干してはいけない

・外出前に針仕事をしてはいけない


というお約束がある。特に針仕事は「出針(でばり)」と言って、出掛ける前に慌ててはいけないということと、でしゃばった言動は慎みなさいということが掛けられているためか、前日に次の日に着る衣服の確認は必須だった。


どこの家庭でも同じことを言われていると思っていたが、そうでもないと知ったのは最近。


実家では新しく靴を下ろすのは、朝だと決まっていた。夕方に履く予定でも、必ず朝一度外で履いておく。スリッパも同じだ。

そのため、朝のタイミングを逃してしまうと次の日まで履けない。


それがついこの間。


買物先で靴を買い、そのまま履いて行った親子を見かけた。


え?今はお昼過ぎだよね?

一緒に出掛けた主人に聞くと、

「うちの実家では朝じゃなきゃ駄目なんてこと、なかったよ」




そうなの!?

うちの実家だけだったの!?



帰宅してから実家に電話をし、朝下ろす理由を聞いてみると

「そう言われて育ったから」

何かしら理由があるだろうと考えてみるが、他者を説得できるような答えは見つからない。




言い伝え…ね。




いつから続いているか分からないけれど、そして多少面倒なこともあるけれど、私が止めてしまうのも何だなぁ…。



いいや、怪獣達にもそう教えていこう。彼等が大きくなった時に判断してもらおう。



大事なことを伝えていく慣習。だけど中には、こんな感じで残っているものもあるのかも知れないね。