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夢を見た。


小学生の頃の私がいる。

鍵っ子だったので、ランドセルに家の鍵を付けていた。

普段はいいのだが、遠足の次の日になり

あ、リュックサックから鍵を付け直してないや

さてどうしよう…


で目が覚めた。


実際に起こった話だが、今頃思い出すなんて。苦笑いが出てしまう。



そういえば…

鍵を忘れた時、幼い私の脳裏に決まって浮かんできたのは

『ふしぎなかぎばあさん』

だった。

たくさんの鍵の束を持ち、鍵を忘れたり無くした子のところにやってくるおばあさんだ。

家の鍵を開けてくれるだけでなく、料理を作ってくれたり、歌まで披露してくれるおばあさん。

鍵っ子でおばあちゃん子だった私は、本当にいたらいいのに、もしかしたらどこかにいるんじゃないか、と思っていた。


あの絵本は何度も何度も繰り返し読んだっけ。

一番大好きな絵本だった。


学生の頃は、あの絵本の中にも
「困った時でも近くに手を差しのべてくれる人はいる」
という意味が込められているのでは、と思っていた。


でも今は、ただただ懐かしい。実家にはまだ置いてあるのかな、あの絵本。

うちの怪獣達にも読んであげたいな。鍵っ子でもおばあちゃん子でもない怪獣達の目には、私が思うのとは違う「かぎばあさん」が映るのかも知れないね。


せっかくの日曜日、散歩ついでに本屋に寄ってみるか。