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一月程前からクラシックをよく聴く。

どちらかと言うと興味のない分野だった。音楽の授業で習う程度の知識しか持ち合わせておらず、好きな曲も限られていた。

聴いてみようかと買ったり、プレゼントされたりした、殆ど聴いていないアルバムがあることを思い出し、何の気なしにプレイヤーにかけてみた。その中に収録されていた、ラフマニノフ『VOCALISE』。

…………!?

…え!?

えっ!?

えーーーっ!?!?

ラフマニノフという名前も、『VOCALISE』も、聞き覚えがある。それがこんなに心に響くとは。

例えるなら、昨日まで友達だと思っていた人が今日から恋愛の対象になるような感覚。

驚く程の早さで惹き付けられた。

もっと早くこの曲に包まれていたかった。

音楽も書物も人との関係も、好みだけではなく、タイミングにも左右されるのかも知れない。そうして今までなかった自分の一面を発見することも結構、面白い。

本日ようやく『VOCALISE』のみ13曲入ったアルバムを購入した。しばし叙情的な世界に浸ろう。