私が小学生の頃、家の前のアパートに
一組の夫婦が引っ越してきた。
当時、子どもの私にもわかるくらい
自分の周りの夫婦に比べてとても若かった。
私より一回り近く年上の二人は
6畳に狭いキッチンだけのアパートで
贅沢の出来ない生活だったけど
毎日ニコニコ、本当に幸せそうに暮らしてた。
最初の頃は、普段の遊び場になってた道路を
ナナハンの大きなバイクに占領されて
ちょっと恨めしい顔で、その家のドアを睨んでいたっけ。。
それがどんなきっかけで仲良くなったのか
今はもう思い出せないけど
いつしか「お兄さん、お姉さん」とふたりを慕い
毎日のように顔を出しては
ロウを溶かしたところにクレヨンを入れて
色つきのろうそくを作ったり、
古くなった「花椿」(知ってるかなぁ?資生堂が出してた冊子)を
切って封筒を作ったり、今思い出してもワクワクするような
遊びをたくさん教えてくれたし、
台所の流しでシーツをゴシゴシ洗いながら
万年筆の青いインクを垂らして
「こうやって洗うと、綺麗な色になるでしょ?」
なんて見せてくれて
「私も結婚したら絶対そうしよう!」なんて思ったっけ・・
(一度もやらずじまいだったけどね)
だけど。。しばらくして、たくさんの思い出をくれた
二人は家庭の事情で
銚子近くの実家へ帰っていってしまった。。
それから30年余り。。
10年に一度ぐらいしか会えなかったけど、
時々、ふたりが届けてくれた便りは
遠く離れても、頻繁に連絡しなくても
いつまでも私を想っていてくれているんだと
ほんわかと幸せな気持ちにさせてくれたな。。
そんな、あたたかなふたりは
出逢ったときからずっと
あこがれていた理想のご夫婦だった。。
お話はまだまだこれから
続きは後日アップしますね。
<なるべく早くアップできるように頑張ります。(^◇^;)