広島県の坂町小屋浦地区へ、JOCA(青年海外協力協会・JICAとは別物)のボランティアとしてきています。
自分が今まで見たことのない世界を生で感じたいという思いから、このボランティアに参加しようとおもいました。
現場入り初日の小屋浦地区の様子はこんな感じでした。
これでもすべてが砂で封鎖されていた道路もかなり砂出しが進み、重機も入れるようになってきています。
この一ヶ月で大きく前進しているようですが、まだまだ先が長い復興への道になりそうです。
ここにいて、いろいろと感じることがあり、ブログに書いてみたいこともたくさんあるのですが、今日はとりあえず、今一番言いたいこと一つだけ。
週末である本日は、全国からおよそ450名のボランティアさんがかけつけてくれました。
今日私は、現場へは行かず、ボランティアの受け入れの方の仕事を行ない、活動へ行くボランティアの見送り、休憩時の受け入れ、帰宅手配などを行ったのですが、わかったことがあります。
ボランティアの方々、みんな服を泥でよごして、暑さで顔真っ赤にして、ヘットヘトで帰ってくるんですが、なんだかその表情はめちゃくちゃいい顔しているんです。
体はボロボロなんのに、なんかみんな楽しそう!
それ見て思いました。
日本人って今、みんなこういう場を求めているんじゃないかなって。
テクノロジーの発展で、なんでもケータイ一つでやれちゃう時代。
困ったことわからないことがあっても、大抵ググれば解決。
人の助けなんていらないんです。
でも、そういう便利さから失われているものもあると思うのです。
その失われつつあるものが、ここにはある。
だからボランティアに参加している人の心は、とても喜んでいるように見えるんですよ。
みんな、本当は求めている。
誰かに手を差し伸べること。
自分が働くことで、誰かが少しでも笑顔になれること。
苦しんでいる人を励ますこと。
みんな、みんな、何かやりたいと思っているんだよね。
誰かのために自分の命、使いたいと思っているんだよね。
でも、世の中が便利になりすぎて、大して困っている人がいない。(ように見える)
だから自分が誰かのために本気で働く機会なんて普通に生きていたら用意されていないんです。
ここへは全国からボランティアがたくさん来始めています。
自分の貴重な時間を使って、高い交通費を出して、いろんな障害を超えてまでここに来ている。
でも、そんな輝く汗と笑顔を見せてくれるってことは、なにかここには来る価値があったってことですよね。
私が帰国する2週間前に、グアテマラでも火山噴火の災害があり、多くの人が苦しむ出来事がありました。
現在もグアテマラにいる友人が、継続的に被害者への支援も続けているのですが、その支援活動のブログにあるインタビュー動画を見て、胸が痛くなりました。
(そのブログはこちら↓)
それと同時に、無性にグアテマラに帰りたくなりました。
お世話になったグアテマラ、
大好きなグアテマラ、
そんなグアテマラのために何か自分にやれることをしに行きたくなりました。
グアテマラの被災地の復興もかなり時間がかかりそうです。
職がない家庭、
家がない家庭、
だんだん希望さえなくなっていくリアル。
彼らの話を聞くためだけでも、グアテマラへ帰りたくなりました。
人は、きっと自分のことより、誰かの笑顔のためにという方が、底力を出せる生き物なんだと思います。
きっと私も求めている。
自分の力で誰かを笑顔にできる場を。
私は、誰のために一番自分の力を発揮できるだろうか。
その誰かの答えをそろそろ手に入れたい。
でも、まずは明日、出会う人、ひとりひとりからはじめましょう。
あと、汗だくで笑顔の人って、それだけでとても素敵!
そんな人に胸キュンしまくって私も日々なんだか楽しいです。笑
オマケ
今日、私が支援活動している場所にキムタクと三宅健と生田斗真が慰問にきていました。
私は、そんなにミーハーではないので、まぁ出待ちするほどでもないか。
と思って、ふつうに活動していたんですが、最後バスの送り出しの時に、気づいたら目の前に信号待ちしているキムタク発見。
その横見たら、三宅くんと生田くんも。
それを見てキャーキャー嬉しそうにしている人々。
やっぱ、アイドルってすごいなぁ。
存在だけでまわりの人を喜ばせられるって。
私も、存在だけでまわりをハッピーにできる人になりたいな。
アイドル、なってみるか!?