委員会メンバーとの学校訪問、続いています。
9人のメンバーで交代で全学校を訪問。
今日で四則計算強化活動が始まって、4日目。
ノートにもその跡が見えてきました。
多くの子どもは、日々タイムが短くなっているようで、いい感じです!
教室にも、変化が見られます。
一年生は、まだたし算を知らないので、今月は毎日数字を正しく書く練習。
先生の中には、カレンダーにチェックを入れながらやっている人もいました。
このカレンダーは、とても効果的で、これがあることによってその日にやることが明確になりますし、やらないとどんどん遅れていくので、先生へのなかなかいいプレッシャーになっているようです。
という感じで、いい感じ!
な、ん、で、す、が・・・・
裏では、別の問題が・・・。
今日、カウンターパートから聞いたお話。
先日の教員労働組合の会議での議題で、こんなものがあったそうです。
「・今後、サキとの活動を続けていくか。」
一部の先生のなかで、もう私との活動はしたくないといっている人がいるんだとか。
それで、早く帰国してほしいとか、帰国したら、今の活動はもうやらないとか、なんとかかんとか。
カウンターパートも又聞きで私に言っているので、どこまで本当の話かよくわからないんですが、確かに一部、私の活動が気に食わないんだって。
一番は、「授業研究」のこと。
授業研究で、自分のクラスをほかの先生に見せるのが嫌なんだと思います。
それで、「もうこんなプロジェクトいやだ~~!」と文句言っている人がいるらしいです。
でも、他の人からの話によると、そうやって言っているのは、ごくごく一部で、たいていの人たちは私たちが行っている活動に意味があることを理解していますし、感謝もされます。
ただ、その一部という人たちの、キャラが強いので、その人たちがほかの人たちのメンタルに影響を及ぼしているんだとか。
このことで、カウンターパートはすごく悲しがっていました。
「僕たちは、教育をよくしていくために、やっているのに、どうしてそんなことが議題になるんだろう。あの人たちは、なにもやりたがらない、なにも変えたがらない。悲しいことだよ。サキが帰国したら、今やっていることももう続いていかないのかもしれない。う~ん・・・。」
この問題は、今に始まったことではないので、私はこういう意見が出てきてももう慣れっこですが、確かにこうやって文句を言ってまわりまでコントロールしようとする人たちと今後闘っていかなければいけないのは、事実です。
そして、そのために闘うのは、私ではなく、ここのグアテマラ人。
きっと、委員会のメンバーもこれからもっといろんな困難に直面していくんだろうなぁと思います。
でも、私の感覚では、8割の先生たちは今ここサンティアゴの教育を本当によくしたくって、ここが変わりはじめていることに期待と希望を抱いていると思います。
なにか新しいことをはじめたら、必ず反対意見を述べてくる人は、必ずいる。
でも、その状況があるからこそ、自分の考え、野望、計画がより磨かれるもの。
ですから、この状況の中でも、ここサンティアゴの先生にはこれからも闘い続けてほしいなと思います。
おまけ
学校訪問すると、いまだに驚く場面に遭遇。
例えば、今日はこんなノートにお目にかかりました。
これは、1000という単位の勉強だそうです。
このようなページが、数ページにもわたっていました。
1000という単位を勉強するために、子どもたちはひたすらひたすらこの点々をノートに書いて、数えるんだそうです。
グアテマラでは、図工や絵画(?)の授業と算数の授業がミックスされているようなことが多いです。
まだまだ、闘いは続きそうですね。
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