多少の混乱はあったものの、無事入室完了。
そして!!
なんと、ずっと願っていた教育学区長も顔を出してくれて、各教室でこの試験の意義やカンニングしないで自分の力を知ることが大切と激励を先生たちにかけてくれました。
去年まで、この学区長とのやりとりがうまくいかなくて、つまずいていた私の活動だったので、これは本当にありがたかった!
そして、委員会のメンバーが試験監督者として各教室ですべてをとりしきります。
グアテマラの教室とは思えないほど、とても静かな空気での受験。
以前は、100人規模を2人などで見てきましたが、今回は30人を2人の試験監督で見ました。
そのため、今まで悩まされてきた、カンニング、ケータイ使用、おしゃべりなどはほとんど見られず、1時間とても「テストらしい」空気で進んでいきました。
回収方法も、後ろの人が集めるという当たり前のようで、今まであまりできなかったことも、今回はスムーズに。
予想はしていましたが、やっぱり去年から受験拒否してきた学校は、今回もボイコット。
そのほかにも、数名無断で来なかった人も。
でも、
でも、
今年の試験は、去年のものと、歴然たる違いがありました。
それもこれも、いままでカウンターパートと2人でヒーヒー言いながらやってきたことを、そのほか8人の強力なメンバーが一緒にいてくれたから。
そして、さらに県教育の人も手伝いに駆けつけてくれて、今回はたくさんの援助がありました。
午前の部が終わった後、メンバーの一人が
「今日は、僕の誕生日です。だから、一緒にお祝いしましょう!」
といって、サンティアゴの名物料理「パティン」をと大量のトルティーヤをもってきてくれて、みんなでパーティーしました。
実は、グアテマラは法律で、誕生日の日は仕事を休んでもいいことになっています。
それなのに、自分の休日を削って、一緒に働いてくれて、さらに誕生日である自分がみずから食べ物もってきてくれるなんて・・・。
なんて心が広いんだ・・・。
まずは、かけ算のマス計算。
そして、なんと午後校の先生は、誰一人と欠席することなく、全員出席!!
その間、試験監督以外のメンバーは、別の教室で、テスト用紙を学校ごとに仕分け。
その後、かけ算のマス計算のみ、メンバーの方に採点を手伝ってもらう。
そして、すべてのプログラムが終わった。
私が、お誕生日のお祝いにパイをみんな分持っていったので、「これ食べよう!」といったら、「どうせならチョコラテ飲みに行こう!」といって、近くの食堂へ。
そこで、みんなでテーブルを囲んで、今日一日の働きをお互いに労ったり、くだらないことで笑ったり、「今度、みんなで遠足しよう!」なんて話したり・・・。
みんな、本当にいい人たちで、頼もしい人たちで、おもしろい人たちで…。
そういえばこんな風に、今まで同僚と仕事おわってから、どこかでお茶するなんて経験したことなかったなぁ。
この算数委員会のメンバーは、私がこれまでの活動を通して、「この人なら、やれる!」と思った人を厳選し、結成しました。
ですから、私が信頼を寄せている人ばかり。
でも、その一人一人が集まって、チームになったらさらに素敵なパワーを見せてくれるんだと感じました。
メンバーの力で初めてやり遂げた一つの活動。
やっぱり誰と一緒に働くかで、こんなにもものごとの進み具合は違うのかと、いうことにびっくり。
このメンバーと働けて、本当に幸せだ。
お誕生日に、日本のプレゼント。
マントにしてくれました。
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Saki en Guate
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