こんにちは!

 

ただいま、サンティアゴアティトラン市は、快晴!!

なのに、じっとりとした暑さはなく、心地の良い風が吹いています。

 

この気候最高!!

お天気がいいと、心も軽やか★

 

授業研究第一ラウンドが終了し、ここサンティアゴはお祭りの週に入るので、今週来週は私も仕事はあまりいれておらず、ゆったりと過ごしています。

 

 

日本は、今週で一学期が終わって夏休み突入ですね~。

夏休みを最後に経験したのは、もう2年前ですが、この時期になるとどうもいまだにウキウキしてしまうんですね。

 

学生としての夏休み、

教師としての夏休み、

どっちも楽しかったけれど、どちらかというと、教師として味わった夏休みの方がワクワク感があふれていたように思います。

 

というわけで、今日は

 

「先生の夏休み~セニョリータのケース~」

 

をお伝えしたいと思います。

 

 

教師にとって、1学期は一番体力的にも、精神的にも一番苦しい期間です。

日の長さに伴い、部活動時間も長くなり、それにより勤務時間も長く。

新たな学級で落ち着かないなから、日々のリズムを作っていくのに体力をつかう。

って感じで、とにかく休むことなく日々大忙しの毎日。

6月になると、「まじで、しんどい・・・。」と身も心もいっぱいいっぱいの中で働く教師陣。

 

そんな彼らの唯一の希望の光、

それは・・・。

 

「あと、もう少しで夏休み~~~!!」

 

これだけを、救いに日々倒れそうになる体に鞭を打ち、この一学期を乗り切るのです。

 

 

そして、ついに迎えた終業式。

 

明日からはついに、あの、あの、待ちに待った、なーつーやーすーみーーーー!!!

 

子どもたちが目の前で夏休みにの訪れに歓喜しているなか、私は心の中で、

 

(君たちの100倍、心の中で「よっしゃ~!」と叫んでいるのは、この私なのだよ。)

 

とつぶやき、ガッツポーズをするのでした。

 

そして、明日から約40日間の夏休みの訪れを控えた前夜。

私は、もううれしくて、興奮しすぎて、おうちのソファーでごろごろしながら、にやけるのです。

いや、にやけるってレベルではなく、もう声をあげて「きゃ~~!」と雄たけびあげるレベルでした。

 

明日から、自由になれる!!!

好きなこと、たくさんやれる!!!

自分を取り戻せるぅ~~!!

 

と、この解放感はなんとも言葉にできないものでしてねぇ。

 

こんなこと言っていると、「あんた、どれだけ仕事嫌いなの?」と言われそうですが、そうじゃないんです。

 

教師という仕事が嫌いなわけではない。

子どもといられることで、学ぶ自分、磨かれる自分、癒される自分。

教師はすばらしい職業である。

そんな風に思えない人は、誰も続けていないと思います。

だから、みんな自分の職を愛ししていることは確かです。

 

 

でもね、同時にしんどかったんですよ。

本当に。

 

 

器の大して大きくない自分には、この仕事は、日々身を削りながら、常にいっぱいいっぱいの場所で生きる、そんな崖っぷち職業だったんです。

 

だから、そんな自分を唯一リセットできるこの夏休み、教師にとってはなくてなならない、楽園の日々なのです。

 

 

しかし、誤解しないでください。

夏休みは、教師は働かなくっていいのか。気楽な職業やなぁ~。

なんて。

 

夏休みでも、教師は基本的には毎日出勤です。

いつもと違うのは、就業時間どおり(確か8:10~16:40だったかな?)に出勤、退勤できる日々ということです。そして、お昼休みの一時間も、ちゃんととれる。(本来、書類上では日ごろの日課にも教師はお昼に1時間休憩時間が設定されているのですが、そんなのできるわけないですよね。このごまかされまくっている教師の労働環境、今後見直される時が来るのだろうか・・・。)

そして、もし部活動などがなければ、たまりまくっている有休を使ってお休みにすることもできます。(しかし、どれだけ使っても、一年で有休を消化することはほぼないんですけど。)

 

でも、なんだかんだ行事などもあったりして、本当にあっという間に過ぎてしまうこの40日間なのですが、私はこの夏休みが本当に本当に大好きでした!

 

ここで、セニョリータの教師時代の夏休みを振り返ってみたい。

 

・とにかく部活が楽しい!

 もともと私の人生の中でも、大きな割合を占めてきた「バスケット」。大好きだったバスケットなのに、日ごろの多忙な生活にプラスされるバスケ部の顧問としての仕事が辛いことも多々。

でも、夏休みだけは、純粋に部活動に100%のエネルギーを注げる時。

 蒸し暑い体育館の中、汗臭い男の子たちを相手に、男気あふれる女顧問(私)は、本当に毎日純粋にスポーツを楽しませてもらいました。

 部活後には、うちのおばあちゃんが育てたスイカをみんなでほおばったり、中学生の男の子の淡い恋バナを聞き、ちょっかい出したりするのも、本当に楽しかったなぁ。

 夏休みは、純粋に自分の好きなスポーツを、愛する選手とともに夢中になれる、そんな素晴らしい時間でした。

 

・好きなこと、好きなだけ!

 まず、夏休みはいつもはあまりできない読書をしまくる時間でもありました。小説ものを結構読んでいた気がします。

 あとは、普段はほぼほぼしない料理なんかもしちゃったり!お弁当も自分で作って持っていっていたかな。

 DVD屋さんでアメリカンドラマシリーズかりて、夜更かししながら見まくったり。「24」など、ノンストップで見ていましたねぇ。「夜更かしいしてもいいんだも~ん。」ともはや、自制はきかない。

 あとは、日ごろなかなか行けないおばあちゃんの家にいって、ごろごろ。スイカを食べて、お昼寝。なんたる贅沢。

 

・友達に会う 

 学校のある時は、週末友達に誘われても、外に出るエネルギーがなく、予定がなくても断ってしまったり。そんなことをしていると、だんだん付き合ってくれる人も少なくなり、誘われなくもなる。しかし、夏休みは、フットワーク軽いのだ!会いたい人がいれば、こっちから会いに行けるし、どんなお誘いも「イエス!」と一つ返事で。もともと、自分は社交的な人間だったんだと思い出す。

 

 

ってな感じで、私にとっての夏休み、

それはまるで

 

真冬のあったかい毛布、

のどがカラカラの時のポカリスエット、

山登りのあとの温泉、

部活で汗だくになった後の冷たいシャワー・・・。

 

いまは、教師時代のようなあっぷあっぷの生活ではありませんが、この時期になると教師の時に感じていた、解放感がやっぱり心にふっと湧き出るんです。

あの、解放感は忘れられない。

 

夏休み、それは2学期再スタートをきるための、充電期間。

 

 

 

そう、なにが言いたいかって・・・。

 

日本の先生方、

 

一学期、本当に本当にお疲れ様でした!!!!

 

夏休み、大いに楽しんでください!!

 

以上!

 

 

 

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おばあちゃんのスイカ、写真だけ送られてきた。

妄想の中で味わいます。