最近、虫刺されがひどいです。
やつら私の脚に噛みついて、かゆみを残していきます。
そんな虫からも愛されるセニョリータは今日も元気です。
今週の水曜日と木曜日、出前研修会を同じソロラ県のコロニア マリア テクンというところで行なってきました!
今回は、この地域の算数委員会という組織がソロラ県で働くJICAボランティアに研修会をしてほしいとの依頼を受けて開催されました。
私を含むソロラ県で小学校教育隊員として働く3人のセニョリータスがタックを組み、出張研修会をしてきました。
先生方からも好評だっただけでなく、私たちボランティアにとってもとてもいい機会になったこの研修会。
今日はこの出前研修会についてご報告いたします。
場所は、私の任地からランチャ(船)&バスでおよそ2時間くらいのところにあります。
村の規模はとてもこじんまりとしていて、村にある学校は一校。
そこに、この地域にある約25校ほどの先生方が集まり、私たちの研修会に参加しました。
研修会は2日間にわたり、1日目は1,2,3年生、2日目は4,5,6年生。
当日のプログラムは委員会のメンバーの方が組んでくださり、私たちは研修内容だけ決めて、参加するという実にやりやすい形でした。
でも、
「いつものように、どうせ、時間どおりに進まないだろうな~。」
と思っていたら、この委員会のメンバーの方はとてもうまく会をとりまわしてくださり、遅れることも、早まることもなく本当に2日間滞りなく、会を進めてくだしました!!これには、感動!!
では、研修内容紹介。
前半は、全体講義とワークショップ。
★全体講義
アイスブレイク ”10の合成ゲーム”(担当:セニョリータN)
① 国定教科書グアテマティカについて(担当:私)
② 授業構成 (担当:セニョリータR)
③ 黒板の使い方(担当:セニョリータN)
★板書計画ワークショップ
ひとり一つ自分の板書計画を作っていただきました。
はじめは、戸惑いもあったようですが、先生方は見本を見つつ、同僚と相談しなつつ、指導書を読み込みつつ、素敵な板書計画を作成していました。
多くの先生方は、普段指導書もそこまで読み込まない先生が多いのですが、この板書計画を立てるにあたって、自動的に指導書を読み込まなければならなくなるので、とてもいい機会になったと思います。
~30分の休憩~
グアテマラ文化レファクション(軽食)をいただきます。これはグアテマラ人にとっては欠かせない。
後半は、
★ボランティアによる模擬授業2本
ボランティア3人がそれぞれ一学年ずつ授業を準備し、先生を相手に模擬授業。
ここで、前半で説明した「授業構成」と「黒板の使い方」を実践し、理論を体現化。
私は、3年生と6年生を担当。
3年生(2桁のわり算)
6年生(直径と円周の関係:円周率)
円周率については、委員会の要望があったので、このテーマを扱いました。
私としても初めて扱うテーマだったので、自分自身も勉強になり、いい機会となりました。
円周率3.14を体験の中で知る授業を目指しましたが、どこまで理解してもらえたかな~?私もまだまだ改善の余地大アリです。
★閉会式
こんな感じの流れで、2日間の会は幕を閉じました。
先生方へ行ったアンケートからはとても意義深い研修会になったとのコメントをいただきました。
やる気がある先生も多く見られ、とてもやりがいのある研修会でしたし、次へつなげるための学びの多いものになりました。
それ以外にこの会で、とてもよかったのはいつも一人で働いている私たち3人が協力して、一つの会を作り上げたということ。
1人の時とは、心強さが全然違いますし、楽しさも3倍!
みんなであーだこーだ言いながら準備を進める中で、1人では作り上げられないより質の高い研修会になったと思います。
今回私と一緒に研修会を行なった2人は、20代の余命あと半年のわたくしとは違い、新卒で派遣された20代前半の女の子たち。
なのに!!!
とってもたよりになる子たちで、いろんな面で尊敬できる人。
スペイン語も私よりも語彙があり、とても上手に話をするし、
観客が退屈しないような形でプレゼンをする工夫を盛り込んだり、
何も言っていないのに、自主的にレポートまとめてくれたり…。
むしろ私が二人の後をちょこちょこついていっている感じで…。笑
たよりになるこの2人のセニョリータスとコラボできる今の環境に、本当に感謝です。
今後も、3人で力を合わせて、いろんな活動を行っていきたい!
2年の間に地元の人と密に関われるのもJICAボランティアの良さですが、こうして魅力いっぱいの日本人との出会いも、青年海外協力隊の良さです。
グアテマラでいろんな経験をさせてもらい、いろんなことを学んでいます。
この環境に感謝して、2度は訪れない毎日を楽しく過ごしていきたいです。
ラスト1年の活動も、ファイトー!