お友達のおうちのカフェにお邪魔した時のことです


コーヒー好きの夫と、初めてお邪魔したのです

夫も、豆を自分で挽いたり
道具に?こだわったり
コーヒーを飲むだけでなく、楽しんでいる人だと思っていました


でも、本人は好きだからこだわっているっていうわけではないと
続けていくためには、自分が「面倒だな」と思う臨界点で、ある程度の妥協も必要なのだと言いました

つまり
美味しいコーヒーは飲みたいけれど
あまり手間暇がかかりすぎると
自分で楽しむどころではなくなり
飲みたくなくなるのだと

これは、コーヒーを愛しているのとは違うんだと言ったのです



今日お会いしたお友達のお父様は
コーヒーを愛していらっしゃり

焙煎まで、自分の手でしてしまうような方なのだそうです
それはそれは、愛しそうにコーヒーを入れてくださるのが印象的でした


夫は、「そこまでできないなぁ。コーヒーは好きだけれども、自分は美味しいコーヒーを飲めればそれでいい」
と言いました


好きにもいろいろあるんだなと思います


一緒に行った息子は
好きなもの、こだわりなんてないのだと言います

普段「どうする?何にする?」と聞いても
「なんでもいい」と返ってくるばかり

「なんかこう・・・これだけはこだわりたいとか、これが好きでたまらないとか・・ないの?」と聞けば
「ない」と答えます

まぁ。若い世代はこんなものだという話はよく聞きますけどね

その息子も
自分が選んだ味のコーヒーが一番気に入ったと言っています


・・・なんだ、ちゃんとこだわれるんじゃん・・・




今、好きな事をしたらいいという流れが、世の中とても強いですね

けれどそれとは逆に、好きなことが分からないという人によくお会いします

ちょっとは好きだけど
時間を忘れるほど夢中になれるものはないというのです


私もね、そう思っている時、ありましたからね
よく分かりますよニコニコ


先ほどのお父様のように
大好きが形になって、カフェをオープンするほど
夢中になれるような好きなものがある
このような人に、人は憧れるものです


けれども
そういう、「夢中になり過ぎて時間を忘れるほど」だけがホンモノの好き

そういう風にくくりすぎている方も
いらっしゃるのではないかしら?


夫のように
ここまでが、自分の楽しめる範囲ということが分かれば
それだけで十分に好きの範囲に入っているってものも
案外自分にもたくさんあるなぁ~って
見つけることもできるのじゃないかしら?


ほんの些細なこと
ちょっとした「好き」が
自分を楽しませてくれるってこと
実はたくさんあるでしょ?

何でどこまで夢中になるか

それも確かにいいと思いますよ


でもね

「楽しいなぁ」「嬉しいなぁ」「面白いなぁ」
そして、うふふ(#^.^#)ってなることこそが重要なのじゃないかしら?


それがたった1日だけのことでも
たった一瞬だけのことでも
私は構わないと思うんですよ



コーヒーを飲むのが好きな人もいれば
コーヒーを入れることまで好きな人もいる

コーヒーが好きってことは同じでしょ?

深くまで掘り下げられるかどうかは
それは個人の好き嫌いでいいんじゃないかしら?
浅く広く、好きなものがたくさんあるってことでもいいんじゃないかしら?



私はコーヒーは飲めませんけど
ティータイムは大事にしています

飲み物はなんでもいいんです
でも、ゆったりした時間を持つことが大事


同じお茶する時間でも
捉えるところが違えば
大事にするところが違えば
楽しみ方も、感じ方も違いますね


それでいいんですよね


好きなことを深くまで探しすぎないでください

あなたの大事にしていることが
あなたの好きなことなら、それがいいんです

あなたの中にある
小さなこだわりだったりするのを発見するだけでいいのです


小さな好きがたった1つあれば
きっとそれだけで、心が温まるはずですよね

それがいいんです


心が温まることは緩む事と同じ
緩めば緩むほど
人は本来の力を発揮します



そしてそれが、自分に気付きのきっかけをくれることもあれば
愛を感じる瞬間でもあれば
自分に自信を持つこともあれば
人とつなぐ事もあれば
優しくなれることもあり

様々に何かと繋がっていくのですよ



好きな事を好きって言えるって
ホントに素敵だと思いますラブラブ