今日はお仕事をお休みいただいて、娘の学校へ行ってきました。
昨年度から保護者で結成する図書ボランティアなるものに入会いたしまして
子どもたちがより良い環境で沢山の本と出会うお手伝い(…とでもいいましょうか)をしてきました。
特に本が好きなわけでもないのですが、他のお母様との情報交換や
親同士のおしゃべり広場のために行っているところもあります
そこで見たもの…
あぁ~、なんか古い本~と思いきや、違うのです。
背表紙の色。赤は特に色あせています
なぜ~
黄色や赤色の印刷物は家のプリンターにもあるように
イエローやマゼンタという色で出力されます。そして、
イエローのインクに使われるジスアゾ化合物や、マゼンタのインクに使われるカーミンは
紫外線などの光で、その分子の構造が壊れやすいからなのです。
特にカーミンは水分にとても弱い。つまり湿気にも弱いってこと。
だから、青や黒に比べて図書室にある本で赤色の背表紙部分は
極端に色あせてるのですね。
紫外線に当たる部分だけが色あせて、表紙や裏側はそんなに退色していないのも納得です。
色あせさせたくなかったら、印刷物には青色を使うといいかも