2014.5.9 東京・後楽園ホール 観衆1850人（超満員札止め）
7.KING OF GATE 2014 トーナメント1回戦（30分1本勝負）
（MONSTER EXPRESS）×戸澤陽vsT-Hawk○（ミレニアルズ）
[17分35秒 ナントライド→エビ固め]
評価：★★★★★★★★☆☆
寸表：T-Hawk、戸澤陽を下して2回戦突破。昨年度の準優勝者を下したからこれは勢いにのったはず！思えばT-Hawkもミレニアルズとして帰国してからはあまり敗北をしらない選手だ。まあ、今ミレニアルズの勢いは当初より失速したとか言われてますけどこのT-Hawkのパワーを見たらそんな事言えなくなっちゃいますね。あの逆水平チョップはどの団体に行っても通用するもんがあるな。なんちゅうヤツだ。ルックスが幼いくせにあのパワーはずるいね。ナントライド、帰国前はあんま説得力ねーなとか思ってたけどおんなじ技使い続けてると勢いって増すんですね。一発でも十分フォール獲れる技になっちゃいましたナントライド！戸澤陽よくあれを一度キックアウトできたな。まあ、CIMAから指名されたドラゴンゲート6本柱の一人ではあるがT-Hawkがそこに入ってきそうだな。戸澤という牙城を下しどこまでミレニアルズの勢いを上昇させるか？注目だ。
フォト：88枚
▼試合経過
T-Hawkがショルダータックルで先手を取ったが、戸澤もバイシクルキックで場外に追いやりトペで逆襲。リングに戻るとボディースラムからのセントーン2連発で攻め立てる。コーナーに追い込んで踏みつけ、セントーンを投下。セコンドのしゃちほこから受け取った数脚の椅子をT-Hawkの体に乗せると、自らのダメージを顧みずダイビングセントーンで降下。
戸澤は背中と後頭部を痛打して悶絶したが何とか先に立ち上がり、T-Hawkを捕獲。マシンガンチョップを連打しフェイント付きのナックルパートを叩き込んだ。ここで怒りのT-Hawkが強烈な逆水平一発で形勢が一気に逆転。快音の逆水平で一発一発の迫力を木霊させる。
戸澤は反撃を試みてもT-Hawkは逆水平で黙れせる。ブレインバスターの体勢で2度も屈伸してから投げ飛ばす対空式を披露。挑発に応じた戸澤は逆水平を何発もT-Hawkにブチ込むも一発で返り討ちにされてしまう。ツームストンパイルドライバーで突き刺され場内は大戸澤コール。
劣勢が続く戸澤だったがフロントハイキックで逆襲。場外に転落したT-Hawkめがけて3連発のトペ・スイシーダ。さらにエプロンからのローリングトペも敢行し一気に主導権を取り戻す事に成功。リングに戻り串刺しフロントハイキック、ブレーンバスターで畳み掛ける。
戸澤はバックをとるもT-Hawkが振り払いウラジゴクを炸裂。アンヘルで叩きつけると逆水平もぶち込んだ。戸澤も踏ん張りエルボーで応戦。ローリングで押し込み反撃を試みるT-Hawkをジャーマンで投げ捨てる。串刺し攻撃は阻止されてもコーナー上のT-Hawkをストップ。トップロープからの雪崩式ブレーンバスターで叩き落とした。
さらに戸澤はT-Hawkのダブルチョップもこらえジャーマン、デットリージャーマンを連発したがカウントは奪えない。ならばとパッケージジャーマンを狙うもこれはT-Hawkが喰らうまいかと必死に抵抗。
ならばとT-Hawkはナントライドを狙うが戸澤はこれをもパッケージで切り替えそうと互いの必殺技を仕掛け合う展開に。これを制したのはT-Hawk、鋭角なヒザ蹴りで顎を射抜くとBTボムが炸裂するが戸澤はカウント2で返し聖地は大揺れ。
戸澤はグロッキーながらもパッケージを狙うがT-Hawlが踏ん張りナントライドが炸裂、万事休すかと思われたが戸澤は肩を上げる。しかし2度目のナントライドで完璧な3カウントを奪いT-Hawkが2回戦進出を決めた。試合後T-Hawkがマイクを握る。
T-Hawk「キング・オブ・ゲート、1回戦勝ったぞ！戸澤！試合もマイクも人気も全部俺たちより上かもしれない、でも俺が気持ちで勝ったんだよ！ドラゲーのリングはユニット抗争、ハルクの一件もありグチャグチャになってるかもしれない。ミレニアルズは関係ないかもしれない。でもそんなの関係ねえよ！俺たちは、常にこのドラゴンゲートのリングに若さと元気と勢いを与えます！今開幕しているキング・オブ・ゲート、この俺、T-Hawkが必ず優勝してこの後楽園ホールに優勝者として戻ってきます。また熱いご声援よろしくお願いします。」
T-Hawk[DRAGON GATE（ミレニアルズ）]
「まず1回戦、戸澤陽。キツかった。キツかったけどな、俺はお前に気持ちで、最後まで負けなかったんだ。ミレニアルズはこれからドンドン、このDRAGON GATEに新しい風を吹き込んでいくからな。目を離すんじゃねえぞ、アディオス！」
戸澤陽[DRAGON GATE（MONSTER EXPRESS）]
鷹木「惜しかったね、最後のパッケージが決まればなぁ。紙一重だよ、紙一重。」
「悔しいですわ・・・・あー1回戦、負けること一切考えてなかったんで！あー！ホンマに悔しい！俺より年下のミレニアルズに負けたのがメッチャ悔しいです。でも負けたんで、終わった事を言っても仕方ないです。キング・オブ・ゲートは終わり。でも、なんかハルクがマッドブランキー追放されて、ハルクはどうするんやろうな？」
鷹木「ハルクの話しは今出さなくていいだろ！別に関係ねえし。ハルクの話しはどうでもいいよ。まだツインもあるんだからよ。俺もキング・オブ・ゲートが残ってるし、俺たちは俺たちで、闘いをしていこうぜ！」
「これから立て直します。」