攻城日 : 2023年11月24日


11月末、東京都のおシロへ行ってきました 照れ


ワタシの今の仕事は年末忙しく、繁忙期前の休めるトキに休んでおけ、という上司からの一斉号令に便乗して、祭日土日を絡めて5連休を取得 ニヤニヤ


もちろん、毎日おシロへ行っていたワケではなく、ちょうど受験生の次女の学校説明会シーズンでもあるため、5日の内訳は説明会が2日、おシロが2日、残りの1日で溜まった家事をやっつけた感じです ww


というコトで、この日以外にもう1日おシロメグリをしているのですが ww、まずは先に行った方のダイジェスト版をアップします 口笛


‹‹(๑˘ ³˘๑)/››‹‹(  ´)³/›› ‹‹( ๑˘ ³˘๑)/››~🎶


今回のターゲットは、東京都西多摩郡奥多摩町にある "水根 (石尾根 )の城山 "...


と言っても、極めてマイナーなトコなので、ココを知っている方は相当なマニアかと ww


"水根の城山 " は、東京都最高峰である雲取山 (標高 :2,017m )の東側に派生する "石尾根 " と呼ばれる尾根上にある山で、その標高はなんと "1,523m " びっくり 


↑広域マップ↑

日本全国でも数少ない、標高1,500m越えのおシロです ポーン


そんなおシロ聞いたコトないし、そもそんな高所じゃ城郭遺構なんて無いんでしょ、って思ったソコのアナタ (。•з•)b゙ チッチッチッ


ちゃんとあるんですよ、堀切とか竪堀とか。


↑南側からの遠景↑

正確に言うと、城山山頂の標高は1,523mなんですがソコは自然地形のみで、城郭遺構があるのは山頂から東へ200mほどにある小ピークで、ソコの標高は1,490mなので "1,500m越え "と言うのは "ちょっと盛っている "のですが、まぁいずれにしろ相当な高所にあるおシロなのは確かです  ( •̀ω•́ )✧


かつては "杣保 "と呼ばれた現在の青梅~奥多摩地域には、あちこちに "平 将門 "に関する伝承が残っており、城山のすぐ東側にある "将門馬場 "なる場所とともに将門 (実質、将門の末裔を自称した杣保の雄、三田氏 )関連の物件と思われます。


↑詳細マップ↑

結構前からそれらの存在は知ってはいたものの、ネックはやはり比高でして...


奥多摩側から雲取山へと至る石尾根縦走路へのアクセスは、JR青梅線終点の奥多摩駅からや南側の奥多摩湖畔の水根バス停からが一般的ですが、縦走路の途中にある城山までの比高は前者で約1,200m、後者でも約1,000mあり完全に "ガチ登山 "のレベルで、普段比高差200m程度でヒーヒー言ってるシロキチにはちょいと敷居が高い ww


のですが、長年のリサーチ ww の結果、標高759m地点までは車で行けるコトが判明 ひらめき電球


それでも比高差は800m近くあるのですが、まぁ頑張れば何とかなりそうな範疇な気がするので、ちょいと頑張ってきたワケです ww


‹‹(๑˘ ³˘๑)/››‹‹(  ´)³/›› ‹‹( ๑˘ ³˘๑)/››~🎶

駐車スペースまでの林道は、知らなければ躊躇するような道ですが、一応舗装はされています。

林道の終点は、 "三ノ木戸展望所 "という名称で、7~8台くらいは駐車出来そうな広さがあります。

"三ノ木戸 "もモロに城郭関連地名ですが、展望台の北西側にある標高1,177mの山名も"三ノ木戸山 "であり、ココも将門にまつわる何らかの伝承があるモノと思われます (未確認 )。

↑攻城ルート その①↑

スタートは朝8:30、標高759mの展望所から、まずは標高1,175mにある尾根筋との合流地点を目指します 歩く

↑展望所~合流地点↑

展望台から尾根筋までのルートはメジャーではないものの、ちゃんと整備された歩きやすい道があります♪

↑合流地点↑

尾根筋との合流地点には9:25に到着 (55分経過 )。

既に比高差で400m以上登っているのに、まだ半分程度という ww

↑石尾根縦走路↑

ソコからは、"石尾根縦走路 "をひたすら西へと向かいます ε”ε”ε”(ノ* •ω• )ノテテテ…

↑攻城ルート その②↑

六ツ石山の下を通って...
 
↑攻城ルート その③↑

ひとまず将門馬場もスルーして、ひたすら城山を目指します ₍₍⁽⁽(ง 'ㅂ')ว₎₎⁾⁾

縦走路はかなりメジャーなルートなので、道はとても歩きやすく、平日にも関わらず道中で10人程度の方々とすれ違いました。

① - 1.西側の堀切

①.水根の城山
   【東京都西多摩郡奥多摩町】
     暫定評価 : ★★

10:45、スタート地点から2時間15分で遺構のある小ピークへ到着 魂が抜ける

ココまで距離にして6km弱、比高差で約730mほど びっくり

我ながら良く頑張りました ww

↑① - 2.東側の堀切から落ちる竪堀↑

遺構は、尾根筋に堀切が2つと竪堀が1つ。

客観的に見るとたいした規模のモノではなく、見るためにかかる労力に見合うだけの遺構ではありませんが、明らかに人為的に作られたモノであり、他に理由も見当たらないため、城郭遺構と考えて良いかと思います。

高所にあるコトで有名な山梨県の御坂城同様縦走路上にあり、堀切は通過すれば必ず視界に入るのですが、全く話題にならないのは中世城郭あるあるでしょうか ww

あの御坂城ですら発見されたのは比較的最近のコトですし、やはり世間一般のおシロ = 天守なんですかねぇ...

↑セルフお弁当↑

遺構を堪能したあとは、せっかく来たので更に200mほど西へ進んで城山山頂へ。

前述のとおり自然地形で、山名の表記も無く、なんならベンチのひとつもありません ww

この日は平日なので長女はフツーに学校で、朝ちゃんとお弁当作ってから出てきたので、倒木に跨って早めのお昼に ww

↑②.将門馬場 内部↑

②.将門馬場
   【東京都西多摩郡奥多摩町】
     暫定評価 : ★☆

お弁当を食べ終わって時刻は11:20、あとは来た道を戻って下山しますが、途中、往路ではスルーした将門馬場へ 口笛

①.水根の城山は縦走路上にありますが、こちらはコースからは外れているため、少し寄り道する必要があります。

将門馬場の標高は1,455mもありますが、そんな高所とは思えないほど広々とした平坦地で、それこそ1,000人くらいは駐屯出来るんじゃないかってくらいのスペースが広がっています。

とにかくだだっ広いだけで、土塁や堀などの城郭遺構は見当たりません。

さすがに麓から比高差で1,000m以上もあるココに馬場があったとは思えませんが、馬場と呼ばれる由来はネットで調べた限りでは分かりませんでした ...

↑六ツ石山 石碑↑

将門馬場のあとは、ついでに六ツ石山にも登頂し ...

↑三ノ木戸山 山頂↑

更についでに、三ノ木戸山にも ww

あるとは思っていませんでしたが、三ノ木戸山は名称だけで城郭遺構はありません ww            
ダヨ (*´・ω・)(・ω・`*)ネー

スタート地点に戻ったのは14:00ちょうど、トータル5時間半の長旅でしたが、特に危ないシーンも無く、無事に人間界に帰還出来ました ww

↑攻城ルート (全体 )↑

比高差     : 765m
累計高度 : 1,030m
歩行距離 : 14.8km
探検時間 : 330分

↑③.南側の堀切↑

③.栃久保 (氷川 )城
   【東京都西多摩郡奥多摩町氷川】
     暫定評価 : ★☆

さすがに少し疲れましたが、時間も早いので、おシロメグリはまだ続きます ww

③.栃久保城は、三ノ木戸展望所へと至る林道の途中にあり、城郭体系での名称は "城 " ww

立派な堀切が2条あるものの、郭らしいスペースは堀切からだいぶ下ったトコにしかなく、堀切も後世の切通しに見えるなど、ツッコミどころがいろいろあるおシロでした ww

↑④.屋敷跡 推定地↑

④.杉田屋敷
   【東京都西多摩郡奥多摩町川野】
     暫定評価 : 水没 (攻城数には未カウント)

三田氏の被官で、三田氏滅亡後は小田原北条氏に仕えた杉田氏の屋敷があったとされるトコですが、小河内ダム造成により "水没 "してしまっているので、推定地を深山橋の上から サーチ

ちなみに、橋の袂にあるお蕎麦屋さんは "陣屋 "という名前で、開いていれば関連性などハナシを聞いてみようと思っていたのですが、営業時間外で閉まってました チーン

↑⑤.城山 推定地↑

⑤.川野の城山
   【東京都西多摩郡奥多摩町川野】
     暫定評価 : 水没 (攻城数には未カウント)

④.杉田屋敷の詰め城だったとされるトコですが、こちらも④同様に水没...

現在の香蘭橋の辺りにあったようです。

水位が下がると跡地が顔を出すってGooglemapのクチコミには書いてあるケド、ホントかな?

↑駐車場からの石尾根の山々↑

月夜見第一駐車場
【東京都西多摩郡奥多摩町】

石尾根の遠景写真を撮りたくて、事前にGooglemapで見つけておいた眺望スポット。

奥多摩周遊道路 (県道206号 )の途中にあり、大きくカーブして奥多摩湖に突き出した場所にあるため、見てのとおり山々を一望出来ます。

それなりに知られた場所のようで、結構なヒトで賑わっていました。

わざわざ行くのはちょっとめんどくさい場所にありますが、なかなかおススメのスポットです♪

↑⑥.跡地の辺り↑

⑥.尾崎柵
   【東京都西多摩郡奥多摩町丹縄】
     暫定評価 : ★

ココも将門関連物件で、配下の尾崎 十郎が柵を構えたという伝承が残っています。

多摩川を挟んで⑦.浜竹柵と対になる微高地にあり、実際は三田氏もしくは甲斐武田氏に備えた小田原北条氏の砦か何かがあったんでしょう。

現在は宅地などになっており、既に夕暮れで通報されてもイヤなので、徘徊はほどほどにしました ww

↑⑦.濱竹熊野神社↑

⑦.浜竹柵
   【東京都西多摩郡奥多摩町御岳】
     暫定評価 : ★☆

⑥.尾崎柵と同様に、将門配下の浜竹 五郎が築いたとされる柵があったとされる地で、現在は濱竹熊野神社になっています。

⑥とニコイチで "将門柵 "とも呼ばれていたとか。

既にほぼ真っ暗だったため十分に散策出来ていませんが、南側を除く三方を囲むように流れる多摩川からは30mほどの高さがあって断崖となっており、なかなかの要害地形にあります。

↑麻婆豆腐セット↑

↑セットの棒棒鶏↑

麻婆豆腐専門店すこびる
【東京都羽村市小作台】

おシロメグリのあとはラーメンという決まり事があるのですが ww、ググっても惹かれるお店が無く、たまたま見つけたこちらに♪

ちなみに、麻婆豆腐はラーメンと同じくらい大好物です ドキドキ

ライスとスープのセットで1,100円、更に棒棒鶏も付けると1,350円 (いずれも税込 )となかなかのお値段はするものの、花山椒が効いた本格的な麻婆で、すぐに汗だくに ww

店長さんがかなり個性的な方ですが、店内はメッチャ綺麗で、総合的に満足度高し グッド!

但し、店内には靴を脱いで入るスタイルなので、イヤなヒトはイヤかも。


おしまい