11月19日土曜日。

数日前に、戦友hi氏からお誘いを頂き、急遽日帰り弾丸城攻めツアーに行ってきました♪

氏とは、最初の緊急事態宣言が出る前の2020年3月の信州佐久攻め以来なので、実に1年半振りの共同戦線になります。

今回のメインターゲットは...






会津 向羽黒山城 ∠( ゚ω゚)/

国指定史跡で続100城No.111の山城ですね。

それにプラスして、双方行きたいおシロとして挙がった柏木城と、喜多方ラーメンwwをサブターゲットに、あとは時間と疲労度次第で、というざっくりツアーww

"東京からわざわざ会津までおシロを見に行くのに会津若松(鶴ヶ)城も白虎隊もスルー"という一般通念的には"暴挙"とも言えるシロキチツアーですww

ちなみに、我が家から会津までは片道4時...

今回は氏に車を出して頂いたのですが、"朝4時"に迎えに行くと言われ、一瞬、意識が遠くなりかけましたww

前日はフレックスで早上がりしてしっかり睡眠を取って、いざ、会津へ出陣デス ≡( ε:)

↑①-1.東側からの遠景↑

①.神指城(会津若松市神指町)

予定どおり4時に出発し、会津若松ICを下りたのが8時過ぎ...

当初の予定ではまず向羽黒山城へ行くつもりだったのですが、その道中に神指城があるコトに気が付き、急遽予定変更。

まぁ、だいたいいつもこんな感じで行き当たりばったり臨機応変にスケジュールが変わりますww

↑①-2.土塁上の大木↑

ココ神指城は、上杉 景勝が直江 兼続へ命じて築城させますが、完成前に上杉家が米沢へと転封となったために未完のまま廃城となったおシロ。

二の丸北東の土塁上に天然記念物であるケヤキの大木があり、周囲は一面畑のため、遠目からでも非常に目立ってマス♪

↑①-3.二の丸 北西側 土塁↑

遺構の大半は消滅していますが、本丸の土塁や堀がわずかに残っている他、二の丸の土塁が断片的に点在しています。

遺構の残存状況が良いとは言えませんが、完成したら会津若松城の2倍の大きさだったとされ、その巨大城郭っぷりは点在する土塁からも窺い知るコトが出来ます。

遺構としての評価は出来ませんが、北東側の土塁から見る北西側の土塁がとてつもなく遠くに見えるので、馬鹿デカいそのスケールは十分に感じるコトが出来ます♪

暫定評価 : ★☆

↑②-1.一曲輪↑

②.向羽黒山城(大沼郡会津美里町)

さて、攻城前に向羽黒山城跡整備資料室でスタンプとパンフをゲトし、いよいよ本命へアタック開始
=͟͟͞͞ (`ᾥ’ )/=͟͟͞͞ (   `)/=͟͟͞͞ (  `ᾥ’)/ウォォォ

↑②-2.一曲輪 西側 大堀切↑

ココは、麓からの比高が160mほどの山城ではありますが、非常に良く整備されており、またあちこちに駐車場があるので、お手軽に攻城するコトが可能です♪

↑②-3.一曲輪 東側下↑

ざっくり見る分にはお手軽なのですが、ココはとにかく馬鹿デカいおシロで、真剣にひととおり見るとなると半日かかりますww

今回は中腹の駐車場から、ぐるっと一筆書きで見て周りましたが、2時間半ほどかけて達成率は60%くらいでしょうか。

見て回った後は達成感があったのですが、改めて振り返ってみると結構あちこち見逃してますね...

↑②-4.竪堀↑

遺構はとにかくダイナミックで、竪堀や堀切の規模が大きいので、中世山城初心者の方にもおススメ♪

整備が行き届いているので、非常に良い状態の遺構を見るコトが出来ます♪

↑②-5.北曲輪 北側 城塁↑

また、竪堀や堀切だけでなく、枡形だったり横堀だったり石積だったりがいろいろ組み合わさっていてかなり技巧的であり、初心者だけでなくマニアな方も大満足、そんなステキなおシロデスww

↑②-6.一曲輪からの会津若松城↑

せっかく会津に来たので、記念にww

↑②-7.攻城ルート↑

比高差     : 110m
歩行距離 : 4.4km
探検時間 : 160分

暫定評価 : ★★★★★

↑チャーシュー麺とミニチャーハン↑

向羽黒山城での激闘を終え、お次はサブターゲットの喜多方ラーメン♪

どうせなら美味しいトコで食べたいので、事前に調べて"来夢"サンというお店をchoice (º∀º)✧

当初は喜多方駅前の本店へ行くつもりだったのですが、移動し始めてすぐ道沿いに支店がありましたww

さっぱりとしたスタンダードな喜多方ラーメンでとても美味しかったのですが...

喜多方ラーメンと佐野ラーメンの違いってナンですかね?ww

↑③.居館跡に建つ稲荷神社↑

③.飯寺館(会津若松市門田町)

その偶然立ち寄ったラーメン屋サンの目の前に偶然あったので、偶然ついでに攻城ww

詳細は不明ですが、築いたのは蘆名氏 初代 義連とも7代 直盛とも。

現在は工場及び稲荷神社となっており遺構はありませんが、詳しい歴史が書かれた石碑有り。

いちお、Googlemapにも載ってます。 

暫定評価 : ★

↑④-1.城跡標柱&解説板↑

④.陣が峯城(河沼郡会津坂下町)

腹ごしらえも済んだトコロで、今後の作戦会議
(*´・д・)(・д・`*)ヒソヒソ

向羽黒山城で結構山歩きしたこともあって、もうひとつのサブターゲットである柏木城には行くとして、更にもうひとつ山城へ行くのはシンドいという結論になり、疲れないおシロというコトでチョイスしたのがココ。

いちお、国指定史跡で、郭内に放棄された元·公民館があるので駐車可能です♪

↑④-2.南側 二重堀↑

台地の東端に築かれたこのおシロ、崖になっている東側を除いた三方が二重堀になっており、その規模は入口がある西側(標柱&解説板のうしろ)では深さ3mくらいですが東に向かってどんどん大きくなっていき、最終的には深さ幅ともに10m以上になるという凄まじいモノです     Σ(゚∀゚ノ)ノ

というのは今調べて知ったコトで、国指定にも関わらず全く整備されておらず、あまり予習もしていなかったため、最深部までは行かなかった(深さ7~8m地点まで)んですww

はっきりしている歴史としては平安時代の城郭というコトですが、ここまで大規模な二重堀というのはかなり珍しく、恐らくそれ以降も長きに渡って使用されていたのでは、と思います。

遺構だけで言えばかなりおススメ♪

暫定評価 : ★★★☆

↑⑤-1.城跡石碑↑

⑤.会津新宮城(喜多方市慶徳町)

この日3つ目の国指定史跡。

県道沿いに大きな"新宮城跡駐車場"の案内が出ており、サスガ国指定と思ったのですが...

かなり大きな駐車場(50台くらい?)は、ほとんど空きが無いくらいビッシリで、たくさんの人が出入りしていました (⊙ω⊙)

マニア以外には見向きもされないおシロのハズ...と、車を誘導していた地元のおっちゃんに聞いたら、コンサートをやっている、と。

ですよね~ww

↑⑤-2.主郭 南側 堀跡↑

いちお、おっちゃんにおシロのコトも聞いたのですが、場所は教えてくれたものの、"何にもないよ"、と。

建造物が無い中世城郭のコトを聞くと8割方返ってくる答えがコレなので、特に気にせず城跡に向かったのですが、ココはホントに何も無かったww

いや、正確に言うと主郭とその周囲の堀跡は判別がつく程度には残ってはいます。

ただ、一般のヒトには堀跡とすら認識されないレベルのモノで、ココがナゼ国の指定を受けられたのかイミフですな。

暫定評価 : ★☆

↑⑥.標柱&⑦-1.解説板↑

⑥.清野六郎屋敷(耶麻郡北塩原村大塩)
⑦.柏木城(同)

いよいよこの日のラスト、柏木城♪

北塩原村活性化センターに駐車可能で、解説板も設置されています。

ちなみに、活性化センター一帯は、柏木城の西側およそ3kmにある綱取城主だった松本氏の家臣である清野六郎の屋敷跡で、遺構はありませんが上の写真のとおり標柱が設置されています。

↑⑦-2.石積のある大手虎口↑

この城跡、近年発掘調査や整備が進んでおり、現在は活性化センターから登城路が整備されています。

比高は80m程度とお手軽で、傾斜も緩やかです。

いちお、城跡の南側を未舗装道が通っていますが、細い上にあまり良い道ではないので、軽四駆あたりでないと厳しいでしょう。

↑⑦-3.二重堀↑

ココは蘆名氏が伊達氏の進出を阻むために築いたおシロですが、削平地も広く、相当な兵力を駐屯させるコトが可能です。

また、石積が多用され、城内の至る所に積まれており、宝探し気分で楽しく散策出来ますww

大きな堀切や馬出など見どころ盛りだくさんで、麓からのアクセスも比較的容易、整備状態も良好と、なかなかおススメのおシロです♪

行くまでが遠いですがww

↑⑦-4.攻城ルート↑

比高差     : 90m
歩行距離 : 3.5km
探検時間 : 90分

暫定評価 : ★★★★

↑⑧.解説板&標柱↑

⑧.綱取城(耶麻郡北塩原村北山)

帰り道に前述の綱取城の攻城口の前を通ったので、記念撮影ww

時間切れのため、登ってません。