攻城日:2018年3月11日

↑主郭 西側(主郭/Ⅱ郭 間) 空堀↑

根戸城は、千葉県我孫子市にある城跡デス♪

↑攻城路①↑

城跡は、JR 常磐線 北柏駅の南東およそ500mにあり、現在は山林になっています。

↑攻城路②↑

駅から500m程度というコトで、おシロ業界では結構な"駅チカ物件"なのですが、城跡がある山林は比高10m程度とは言えなかなか本格的?な竹林で、更にその周囲は一面畑ですww

↑攻城路③↑

 ちなみに、城跡から南へ500mくらい進むと"手賀沼"の西端にぶつかります。
 
↑金塚古墳?↑

城跡へのアクセスは、山林の南東側と南西側の2箇所あり、いずれも城跡の南側の道から突入出来ます ε=(۶•̀з•́)۶

↑突入経路↑

但し南東側の方は、民家の庭先を思いっきり通過する感じなので、不法侵入で通報されないようにご注意くださいませww

なお、城跡の東側を通っている道は"根戸城址通り"と言い、"根戸城"と城域内にある"金塚古墳"の解説板が設置されているようなのですが、存在を知らずに通過しなかったので、写真はありません (*´•ω•`*)

↑Ⅱ郭 西側 空堀↑

また、最近訪問された方の記事を見ると、どうやら入口に"立入禁止"の表示が出ているようなので、立ち入る際はご注意ください。

ワタシが訪問した当時は無かったのですが...

↑堀底にて守備兵に狙われる図ww↑

南西側から城内へと突入すると、金塚古墳(我孫子市指定史跡)やボーイスカウトの野営地を経由するコトになります。

↑Ⅱ郭 西側 空堀と土橋①↑

やがて、入口から10分ほど(子供連れだったので)で、Ⅱ郭の空堀へ到達 \ ٩( 'ω' )و //

↑Ⅱ郭 西側 空堀と土橋②↑

この空堀には、明確に"折れ"が見られます。

歴史的な背景がはっきりしない城跡ですが、戦国期まで使用されていた可能性が高いでしょう♪

↑Ⅱ郭 内部↑
 
Ⅱ郭の中はこんな感じ。

ざっくり50m×20mくらいで、南北に長く、西側と北側に土塁が見られます。

↑主郭 内部①↑

Ⅱ郭の東側には、空堀を挟んで主郭が。

広さは50m四方くらいでしょうか。

↑主郭 内部②↑

 主郭は、内部からだと3~4m、周囲を取り囲む空堀の堀底からだと5~6mの土塁に囲まれています ∠( ゚ω゚)/

↑主郭 空堀の北西端↑

主郭とⅡ郭の間の空堀は、そのまま主郭の北側~東側まで続いています ( ̄・_______・ ̄)

↑主郭 北側 空堀↑

この空堀はなかなか♪

↑主郭 東側 櫓台↑

主郭の東側には、櫓台と思われる土壇があります♪

↑主郭 東側 空堀↑

ちなみに、南東側の入口から入るとココら辺に出ます。

ココから帰ろうと思って下っていったら思いっきり庭先に出て、慌てて引き返しましたww

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根戸城は、千葉氏の一族である相馬 次郎左衛門 胤村の子である三郎 胤光が、根戸氏を称して築いたとされています。

また、1478年に太田 道灌と千葉 孝胤が戦った"境根原合戦"の際に、道灌が築いた(改修した?)という説もあるそうですが、史実かどうかは定かではありません。

戦国時代の城主が誰かはわかっていませんが、やはり千葉氏一族の匝瑳氏あるいは高城氏の勢力下にあったと考えられています。

いずれにしろ、一次資料に記録が残っていない為に詳細は不明なようで、"根戸城"という名称も、明治時代に便宜上付けられたモノで、地元ではただ単に"城山"と呼ばれていたそうです。

‹‹(꒪꒫꒪)/›› ‹‹( ꒪꒫)/›› ‹‹(꒪꒫꒪)/››

城跡には、立地を考えると良好な状態で遺構が残されており、それなりに人の手が入って整備もされているようです。

おススメしたいところなのですが、現状自由に散策出来るか不明であり、周囲には駐車場も駐車スペースも無いのが難点です。

一応、城跡の南側には、付近の農場の駐車場はあります(あくまでも情報まで/駅周辺のコインパーキングを利用するか、電車で行くことをおススメします)。

〔基本データ〕
読み方:ねど じょう
住所:千葉県我孫子市根戸
標高:15m
駐車スペースからの比高:8m
築城者(築城年):根戸 胤光?(14世紀後半?)
主な城主:根戸氏?/匝瑳氏?
駐車場:無し/路駐も難しいかも
訪問する際の目標物:とりあえず北柏駅
残存遺構:郭/土塁/空堀/櫓台
城跡に関する表示物:解説板
史跡指定:無し
見学時間の目安:30分くらい

〔主観的評価(最大★★★★★)
疲労度:★☆(ほとんど無し)
ヤブ    :★★☆(人の手は入っている模様)
遺構    :★★★(良く残っています)


〔周辺マップ〕

〔余湖くんのホームページより借用〕