攻城日:2019年5月5日

↑主郭北側空堀↑

神長南要害は、栃木県那須烏山市にある城跡デス♪

↑神長神社石鳥居↑

ホントは、神長南要害の北西約1kmの所にある、神長北要害に行きたかったんデス。

マニア絶賛?のスゴい遺構が残るらしい北要害ですが、道中のヤブもスゴいらしく...

攻城口付近の神長神社前のスペースに路駐し周囲を偵察したのですが、噂に違わぬ激ヤブでして...

既に下川井城で激ヤブの探索はお腹いっぱいだったので、北要害はまた冬場のお楽しみに取っておいて、南要害に来た次第デス♪


↑烏山天体観測所↑

城跡は、神長トンネルの南西側の比高30m程度の山上にあり、長期間使用されていないと思われる天体観測所もあります。

山の南側を舗装された林道が通っており、林道の途中には未舗装ながら観測所への道がありますので、城跡へのアクセスは難しくありません(かつては観測所まで車で入れたと思われますが、現状では四輪は難しいでしょう)。

林道から観測所へ入る道の辺りには、普通車であれば駐車出来るスペースもあります。

↑Ⅱ郭南側空堀↑

観測所の周囲も削平されているので郭なのかもしれませんが、観測所建設時のもののような気がします。

観測所の北側はヤブですが、すぐに空堀とⅡ郭城塁が出現します。

↑Ⅱ郭東側城塁↑

Ⅱ郭内部の写真が行方不明なのですが、およそ40m×30mと南北にやや長く、あまり削平されていませんでした。

ちなみに、この城跡も全体的にそこそこヤブってマスww

↑主郭Ⅱ郭間空堀/右手が主郭↑

Ⅱ郭の北側が主郭で、間には深さ4~5m程の堀があります。

↑主郭東側空堀↑

この主郭を取り囲む堀は、主郭をほぼ全周しており、なかなか良い感じデス。

↑主郭城塁(南東側)↑

↑主郭内部(南側から)↑

主郭は、およそ南北60~70m×東西30mの広さがあり、綺麗に削平されています♪

↑主郭内部(北側から)↑

内部は杉林となっていますが、ヤブは少ないです。

↑主郭東側土塁↑

主郭の周囲には土塁がありますが、現状ではかなり低くなってしまっています。

↑主郭北側空堀↑

↑主郭北側腰郭↑

↑主郭北側空堀を上から↑

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神長南要害は、築城年代や築城者がわかっていません。

但し、烏山城の南西約1kmという立地や、近隣の神長北要害や小志鳥城との構造の類似性から、那須氏によって築かれた可能性が高そうです。

大軍が駐屯出来るような城跡ではありませんので、防衛拠点として籠城するというよりは、街道沿いを監視する役目だったと思われます。

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神長南要害は、規模は大きくありませんが、主郭周囲の空堀など遺構としては良い状態で残っており、なかなか良い城跡かと思います。

但し、それなりにヤブっており、全てを見ることは出来ませんでした。

いずれ冬場に神長北要害には行きたいと思っていますので、その際には南要害も再訪したいと思います。

〔基本データ〕
住所:栃木県那須烏山市神長中
標高:161m
駐車スペースからの比高:13m
築城者:那須氏?
主な城主:那須氏?
駐車場:林道沿いにスペース有り
目標物:神長トンネル
遺構:郭/土塁/空堀/竪堀
表示物:無し
史跡指定:無し
見学時間の目安:30分くらい

〔主観的評価(最大★★★★★)〕
疲労度:★★(ヤブで☆加点)
ヤブ:★★★☆(それなりに多いです)
遺構:★★☆(ちゃんと見れればもう少し...)

歩行距離:0.8km


〔攻城ルート&周辺マップ〕

〔余湖くんのホームページより借用〕