人生は一度きり… 昨日はもう戻って来ない。

同じ瞬間はもう二度と起きない。同じ感動はもう二度と味わえない

その一瞬で終わり。

そして今日が去っていく…

だったら、喜びも嬉しさも、ドキドキ感も、悲しみや怒りでさえ、今十分噛み締めておきたい。

どんなに苦しくて辛くて悲しくて惨めな気持ちも、自分の人生の大切な一部であり、人間としての証だと思いたい。



私は昔、感情の乏しい人間だったんです。みんながお腹をかかえて笑っている姿を見て、バカだと思ったし、誰もが泣くような映画を見ても、どうしても涙は出て来なかった。

ある日、自分の心の“無”に気付き、とても恐ろしくなりました。

どうしよう。何も感じない。何で?いつから?

そんな自分を変えたくて、でもどうすればいいか分からなくて、でもとにかく何かしなきゃ!って思って、それまで億劫だと思っていた“人間関係”というものに一歩踏み出してみることにしました。

そんな時に、バンドYour Favorite Enemiesに出会ったんです。

そして、本気で変わりたかったら、自分から行動に移していかなきゃダメなんだって、自分が自分をハッピーにさせるんだって学んだんです。

最初はそれを持続するエネルギーがなかった。頑張って変わろうとしてる時って、本当にすぐに元の居心地の良い場所に戻ろうとするんですよね。

でも少しずつ少しずつ、変わっていって…今では、よく笑い、よく泣き、よく拗ねます。笑

そこで気付きました。

私は自分を守るために、“無”になって何も感じないようにしていたんだと。
心の周りに分厚い壁を造って、心が傷つかないように、ガードしていたんです。

それを取っ払う強さを、取っ払えるだけの信頼を、バンドは私に与えてくれました。
私はそんな人達に出会えて、そんな人達と一緒にいられて、本当にラッキーだと思う。
どれだけの人が光を掴み、その一部になりたいと望んでいることか…
私は恵まれています。本当に。本当にそう思う。

“Happiness only real when shared” - 幸せは分かち合った時にのみ本物になる

In To The Wild(邦題:荒野へ)という映画の中に出てくる言葉です。
初めてこの映画を見た時、主人公と自分の共通点の多さに驚きました。

何不自由なく育った彼…有名大学をトップで卒業し、誕生日には車をもらい、高級レストランで家族と食事…満ち足りた生活…でも彼はそれらに価値を見出せず、アラスカを目指して旅に出る…自分自身の本当の価値を探して、“生きる”こと、“自由”を本当の意味で学ぶために…でも彼は自らの自然への無知によって、命を落とします。

やっと掴んだ“自由”…でも、彼は一人ぼっちでした。

人生が終わる最後のその時も、一人だったんです。

その彼が息を引き取る前に書いた言葉が“Happiness only real when shared”でした。

彼は“生きている”と感じたかったんだと思う。“生き抜かなきゃいけない”環境に身を置いて、大自然に立ち向かい日々を過ごすことで、自分の命を実感していたんだと思う。

彼はそうすることでしか、自分の命を感じることはできなかった。

でも私は違う。

私はバンドと一緒に働いて、毎日些細なことで笑って、いたずらして、真剣に人と向き合うことで、毎日を“生きてる”…

でもだからこそ、幸せは皆で分かち合わなきゃって思う。私は多くを受け取っている。
それを色々なところに蒔かなければ、私はただの自己中心的な人間だ。

自分が無力だと感じる時もある。何の言葉も、力も、持っていない…

私は自分が生きて来た経験からしか、物事を判断できないし、相手が欲しい言葉を読み取る観察眼もない。

私はただの私でしかない。

でも、ここにいる。

欲しい言葉はあげられないかもしれない。

でも、ここにいるよ。

ずっとここにいるからねー…って、一人じゃないよーって言ってあげたいし、言ってあげてね。

きっと誰かの力になる…って信じてる!!!!

ふふふ…独り言にしては長いねw

読んでくれた方、ありがとう☆