映画観て面白くなかったときって「この映画は俺には合わなかった」って思うときと、「この映画ダメだ」って思うときがあるよね


「その夜の侍」
俺には合わない映画でした
リズム感がぜんぜん合わない


すご~~~~く間の取り方が長いの


俺は………………
(俺:まだかよ!!)
……………
(俺:もういいよ!)
………
普通の話がしたかった!!


これだけ待たせてそれかよ_| ̄|○


どんなに間が長くても、リズム感とシンクロしてればぴったりはまると気持ちいい
同じ10秒でもエイトビートの10秒とシャッフルビートの10秒じゃ感じ方が違うでしょ


この映画の間は俺の持ってるビートとぜんぜんシンクロしない
ビートがシンクロしてれば次のセリフが気持ちよく心に響いてくるんだけどね


この映画、セリフの間を詰めたら2/3くらいの長さになっちゃうんじゃない?


死ぬほど長い間を役者さんの演技力で持たせてる
観ててしんどい映画だった


あくまでも、「俺的には」ってことで


久々に三谷昇を観た気がする
お元気でなにより
もう80も過ぎてるだろうに、相変わらずいい味です
さすが、日本が誇る怪優



「赤い季節」
ハードボイルド大好きな人が作った映画なんだろう
でも、実は監督(&脚本)さんハードボイルドをあまり観てない(読んでない)んじゃないかと思う


登場人物が全員ガチガチのハードボイルドです
だから、リズムが生まれません
まったく同じ調子で最初から最後までハードボイルド
山も谷もな~~んにもない
目の前にぶっとい鋼の板をポンと置かれた感じ


全員がハードボイルドで単調になってるからすぐにおなかいっぱいになる
で、飽きるわけだ


普通はさ(ありがちな設定だけど…)
バリバリのハードボイルドの主人公には超絶ヘタレな助手(弟分もよくある)をつけるとか
この映画みたいに「殺し屋から足を洗う」っていうストーリーなら、そのきっかけがハードボイルドとは対極にあるような性格の女とか
登場人物にメリハリをつけて、対比による効果で主人公のハードボイルド振りを引き立たせたり、ストーリーにリズムをつけたりするわけでしょ?


ぶっちゃけ、半分くらいのところで飽きちゃって、残りのことなんてどうでもよくなってしまった(^^;



この2本もそうなんだけど、最近新井浩文ってよくでてるね
田口トモロヲは昨日観た「黄金を抱いて飛べ」にも出てたから3本連続(^^;
「赤い季節」には微妙な映画には必ず出てるムラジュンも当然います(笑



現時点での今年観た映画のベスト5
1.「おとなのけんか」ワンシチュエーションドラマ大好き、戯曲の映画化大好き、ポランスキー大好き、そしてジョディ・フォスター大好き♪
2.「The Lady アウンサンスーチー 引き裂かれた愛」政治に引き裂かれながらも強く結びつく家族愛に涙
3.「アンネの追憶」アンネの日記の後、収容所に送られてからのアンネ・フランクの実話、涙…
4.「マリリン 7日間の恋」映画製作の現場ってステキ
5.「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編] 始まりの物語」バッドエンドだいすきーーー!!