国武将、北条早雲戦について、研究を簡単に紹介した本。名著。

新人物往来社がかつて出した書籍で名著に属する。当時も概要が分かっていない北条早雲について、まだ当時は研究が進んではいなかったが、杉山博氏、大和田哲也氏といった早々たるメンバーによって著された書籍。
 よくわかっていない北条早雲について、学術的に解明された本である。但し、令和の現在は北条早雲について昭和55年現在では最新の研究成果が加味されている。
 かつての新人物は、戦国期であれ、名著が多かった。それがいまでは編集も解散してしまい、編プロはそれなりに仕事を行っているようで。

 しかし、新人物もこういった名著があったのに、編集が趣味である幕末になると、ここまで、呆れた内容があって戦国と幕末で、ここまで研究史学の歴史哲学に、ここまでアホな内容がまかり執るのかと呆れるばかりであろう。
 まあ、幕末史はライターが会津史談出身で勧善懲悪に書くから、戦国期のように冷徹な評価が下せない。哀れである。

名著故に、★★★ お勧め!
 

 

 


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