宮地正人による文久明治までの政局に関する考察。きちんと一次史料を紐解きまがら解説される。

更に、『現代国軆』 こと 『天皇制』 の政治批判を行ったが、令和の上皇様まで見抜けなかった。 これが歴史家の限界であろう。歴史家は未来を予言できなかった。

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きでした。本書を買ったのは『宮地先生』マルクス史観の狂った解釈を見たくて買ってみました。
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★ 以下、オイラの勝手解釈有り。意見は無視します。

そして、宮地氏も予言者には慣れなかった。戦後の国軆は、大幅に変動してしまった。戦後の自衛隊シビリアン・コントロールの確立と、戦後の自衛隊が、戦前の国軍の価値を振り切り、戦後の神の国すら振り切ってしまった。
『現代反動の歴史』で、昭和当時の宮地氏は、平成・令和天皇家すら、皇国の価値が、新たな価値を見いだしており、昭和天皇が英国の《立憲君主制》に価値を見いだし、現在の【上皇】が、父である《昭和天皇》を御前で研究家故に現代に於ける価値観を見いだし、新たな【皇室】を見いだす事により、令和『国軆』は、戦前の日本に於ける神の国軆ではない。戦後として新たな価値観を今上天皇が令和の価値観を見いだし、スターリンが解釈した戦後天皇制すら乗り越えてしまい、『国軆』自ら、新たな『国軆』を見いだしてしまう。
 戦後の【国軍】『自衛隊』として、《第九条》すら超越してしまい、明治憲法の欠点である『シビリアン・コントロール』を乗り越えて【国軍】たる『自衛隊』を「日本国首
相」の指揮権を納める。
 恐らく第九条は、現行野党が外野で怒鳴っても普遍とは言えない。
彼らはオリンピックで日本人が大量に感染死による政権交代といった最悪の政権交代を狙い社民党も、狂産党も、立憲民主党も政治的クーデターを狙っても、国民の党で有ることは考えていない。棚ぼたを狙ったところで、臣民から発達した国民により、潰されるであろう。
結果的に、現在の野党は、与党から政権を狙ったところで国民を犠牲にすることしか狙っていない。その点では進歩的文化人は戦後の価値観から脱却できてはいない。これが宮地氏の持つマルクス史観の限界点で有り、『国軆』の価値観が変わった以上、新たな歴史観を構築するしか無い。右派、左派共に新たな歴史観がユーチューバーによって構築されつつあるが、正直、右バネ化したタレントに歴史を解説されるよりも分かりやすい。



イデオロギーに汚染された歴史は、時代が隔てれば馬脚が現れる。

《 Not even justice, I want to get truth 
真実は見えるか》 
である。
ファクトチェックを怠れば、滅び行く【新撰組研究家】となる。    
だからこそ、幕末史観を乗り越えられなかった『新人物往来社編集部』の限界で有り、それは旧来の世代である『講座派』『労農派』は、墓穴を掘るしか無い。維新変革を、アンシャン レジームの正統後継と、見破れなかった。
 歴史研究家の敗北である。
町田氏や家近氏といった新進気鋭の歴史家が台頭するのも、宜なるかである。
 


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