落ちを含めた落語を《言語学》としてバラバラに解体しつつ、言葉を見つめ直す。おなじみ《目黒のサンマ》の件や、帯に書かれている『何故言葉だけで笑えるのか』といった言語の観点で落語を見直す。
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 歴史に於いても、旧新人物系雑誌で発刊された旧幕府vs新政府系の対立など講談調の雑誌が多く、現在ムック系書籍で『新選組』雑誌を見ると、相も変わらず『勧善懲悪系』に呆れてしまう。組織論といった『政治的見地』がなく、かの時代は旧幕府であろうと、政治的対立。かつ明治維新をどう捉えるのかといった議論が見えてこない!

 改めて考えるに『落語の言語学』ではないが、幕末史で政治的見地で考える姿勢が見えてこない。
 まあ、余談が多かったが、本書はおすすめの部類に入る!

 


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