診察や回診(入院中)の時に、
医師に自分の症状を説明する必要があります。
「○○の調子が良くないです」と、
ひとまとめにして、自分の症状を言うのがベターですが、
うまく説明が出来ずに、
順番に「頭が...」「首が...」「背中が...」といった具合に、
自分の症状を訴えた場合、まとまりが悪く伝えきれずに、
事故による精神的なショックが原因だと診断されて、
精神科への紹介状を渡されかねません。
しかし、大抵の脳脊髄液減少症患者さんは、
頭が重いなどの倦怠感があり、
集中力が途切れたり、思いを言葉に変換することが
難しいなど思考力・記憶力の低下が見られます。
普通の人は病気でも、できるだけ普通に振舞おうとします。
苦しくても、醜態をさらさないことだけに気を配って、
作り笑いなんかしてしまうのです。
女性であれば化粧をして顔色を良く見せようともします。
つまり、医師に症状を訴える時には、
脳脊髄液減少症患者さんは、
十分に伝えきれないのです。
少なく語れば、「平気」と思われ、
多く語れば、「被害妄想」と思われる節があるようです。
一番良いのは、「医療報告書」とタイトルに書き、
以下、「部位別症状」と書いて、
箇条書きにして主治医に渡すことです。
例えば、
【頭】 一日中、頭がすっきりしない。重い。
起き上がって、1時間後には頭が痛くなるので
休んでいる。
【背中】 窓の開閉をするだけで、背中が
痛くなって、その後、頭が重くなって、
起き上がっていられなくなる。
1日の生活を時間ごとに書き出して、
どのような時に辛く感じるか、
睡眠時間などを記録する。
などなど。
客観的に書きましょう。
脳脊髄液減少症かもしれない症状が
医師に正しく伝わらなければなりません。
ご自身の症状を正確に伝える為には、
労を惜しんではいけません。
特に、入院患者の場合、回診の際、「息苦しい」と
毎日、症状を訴えようものなら、検査をしないままに
「精神科」への紹介状を渡されかねません。
一度レッテルを貼られると逃げれないのです。
家族からの信頼も失います。
医師の言いなりになり、精神科に足を踏み入れた場合、
確実に何がしかの病名をつけられます。
間違いなく誤診です。
呼吸器内科に行っても、「精神的なもの」と、
カルテに書かれます。そして、
精神神経科や心療内科、
精神科をすすめられます。
精神科もいい迷惑ですよね。
一般検査に引っかからない患者を、
他の科で訳が分からなくなった患者を、
精神科という○○箱へドラッグ&ドロップされて...。
精神病患者は、自分が精神病であることが
わかりません。
器質的な病気の患者は、
症状が器質的なものからくるのか、
精神的なものからくるのか自分で判別できます。
自分で墓穴を掘らないようにしてくださいね。
上記の赤文字が間違っていると感じたあなた、
そこのあなたは健常者(医師・一般人)のはずです。
健常者には上記理屈が分かりません。
息苦しい症状の患者さんの場合、
肺と心臓の検査は大丈夫。常に正常。
次のリストにあがってくるのは、メンタル的。
確かに、ショックから精神的なものを否定することは
否めないかも知れません。
なにも、自分で自分を精神病院に放り込んで、
良くなる薬を飲むならともかく、病状にマッチしない
悪くなる薬を無理やり飲ませられるよりは、
わたしは、精神病なんかじゃない!と
開き直った方が、至極、前向きです。
あくまでも、医者任せにしないことが
肝心です。
