今から3年位前の話だ。


 ある日、私は会社帰りにコンビニへ立ち寄った。
私が店に入って雑誌を読んでいると、ふと背後に人の気配を感じた。
何とも言えぬ気持ちの悪い視線。


私を見てる?いやいや、そんなはずはない。
きっと、私の前にある雑誌が見たいのだろう。


そう思いながらその場をやり過ごした。
会計を済ませ、私が店を出ようとすると、誰かが追う様に飛び出して来た。
さっきの男だ!
そして、私が車に乗ろうとした瞬間、その男に声をかけられた。


男:すみません。今お時間ありますか?


私:はぁ、なんでしょう?


男:実は僕、女性用ストッキングのアンケートを行っているのですが・・・。


私:はぁ・・・。(なんなんだ、それは!)


暫く話をしていると、私が快く相手をしてやっていることに調子に乗ったのか
男は私の足をまじまじと見ながら


男:実はストッキングのアンケートと言うのは嘘でして・・・。
  さっきからずっとあなたのことを見ていて、いいなと思ってたんですよ。
  ボク、お姉さんみたいな人がタイプなんです!


私:はぁ・・・。(なんなんだ、それは!)


男:お姉さん見てたらアソコが起ってきちゃって・・・。
  実はボク、エムなんですよぉ。お姉さん、イジめるのは好きですか?
  そう言うの興味ないですか?


私:私もどちらかと言うとエムなんですけど・・・。(思わずクチに出ちまった。)


男:もし、お時間があればボクの×××見てくれませんか?見るだけでいいんです!


男はちらちらと近くの公園の公衆トイレに視線やりながら、こんなことを言い出した。
なにぃ!? あそこで見ろってか???

ごめんなさいそれはちょっと・・・。

私が笑いながら断ると、男は残念そうにとぼとぼと帰って行った・・・。


 馬鹿な男もいるもんだと思いながらも、付き合ってやればよかったかな?
なんて思ったりもして・・・。もちろん、話のネタとしてね。
でも、自分がそんなことしてたらネタにもならんよな。
見るだけでは済まなかっただろうし・・・。
逆に興奮しちゃって、私の納まりがつかなかったかも知れないな。

・・・って、どないやねん!!


まぁ、これだけでも話のネタにはなったと思うんだけどね!

世の中、いろんな人がいるもんだ・・・。