セントライト記念の予想
セントライト記念の血統傾向(2006年以降)
日付 | 着順 | 父名 | 母父名 | 父ベスト条件 |
---|---|---|---|---|
2010年 9月19日 11R | 1着 | アグネスタキオン (サンデー系) | ヘクタープロテクター (ミスプロ系) | 芝2000m |
2着 | サツカーボーイ (ファイントップ系) | ティンバーカントリー (ミスプロ系) | 芝2200m以上 | |
3着 | マンハッタンカフェ (サンデー系) | ハートレイク (ヌレイエフ系) | 芝1800m | |
2009年 9月20日 11R | 1着 | ステイゴールド (サンデー系) | タイトスポット (リボー系) | 芝2200m以上 |
2着 | タニノギムレット (ロベルト系) | フジキセキ (サンデー系) | 芝1600m | |
3着 | ダンスインザダーク (サンデー系) | トニービン (グレイソヴリン系) | 芝2200m以上 | |
2008年 9月21日 11R | 1着 | アグネスタキオン (サンデー系) | Nureyev (ヌレイエフ系) | 芝2000m |
2着 | ブライアンズタイム (ロベルト系) | Zabeel (ターントゥ系) | ダ1800m | |
3着 | アグネスタキオン (サンデー系) | Machiavellian (ミスプロ系) | 芝2000m | |
2007年 9月16日 11R | 1着 | Red Ransom (ロベルト系) | Fairy King (ノーザンダンサー系) | |
2着 | フジキセキ (サンデー系) | ノーザンテースト (ノーザンテースト系) | 芝1600m | |
3着 | グラスワンダー (ロベルト系) | サンデーサイレンス (サンデー系) | 芝2200m以上 | |
2006年 9月17日 11R | 1着 | サンデーサイレンス (サンデー系) | トウシヨウボーイ (プリンスリーギフト系) | 芝2000m |
2着 | アドマイヤベガ (サンデー系) | ニツポーテイオー (リファール系) | 芝2200m以上 | |
3着 | エルコンドルパサー (キングマンボ系) | サンデーサイレンス (サンデー系) | 芝2200m以上 | |
過去5年では、出走数の半分弱がサンデー系ですがサンデー系の中でも2200mのわりには、ベスト条件芝2000mになっているアグネスタキオン、サンデーサイレンスやステイゴールドなどは走っていますが、マンハッタンカフェやダンスインザダークといった父母父欧州型のサンデー系が勝ち切れていません。
これは他の血統についても言えるのですが、セントライト記念は一昔前の日本で流行っていた血統、具体的にはノーザンテースト系、プリンスリーギフト系が走りやすいレースです。
昨年の1着馬クォークスターは母母父ノーザンテースト、2着馬ヤマニンエルブは父母父ノーザンテースト。
2年前の1着馬ナカヤマフェスタは父母母父ノーザンテーストで父母母母父はプリンスリーギフト系、2着馬セイクリッドバレーは母母父ノーザンテースト、3着馬フォゲッタブルも母母父ノーザンテースト。
3年前は雨の影響もあってか馬券に絡めませんでしたが、4年前は2着馬ゴールデンダリアが母父ノーザンテースト、3着馬が母母父ノーザンテースト。
5年前は1着馬トーセンシャナオーが母父プリンスリーギフト系、母母父ノーザンテースト。
該当馬が毎年それほどいないわりに人気薄での好走も目立っていました。
京成杯AHの展望でも同じようなことを書いた気がしますし、この時期の中山では昭和の香りが漂う血を持つ馬が走りやすいようです。
続いては前走距離別成績をみていきます。
前走距離別成績
前走距離 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
同距離 | 2- 1- 1- 8/12 | 16.7% | 25.0% | 33.3% | 719 | 227 |
今回延長 | 2- 3- 3-51/59 | 3.4% | 8.5% | 13.6% | 15 | 45 |
今回短縮 | 1- 1- 1-13/16 | 6.3% | 12.5% | 18.8% | 26 | 59 |
同距離組が圧倒的に優秀で、これを細かくみていくと、前走は全て新潟2200mを使っていて、好走したのは中4週以内だった馬。
これはつまり、セントライト記念を目標に夏から2200mを使っていた馬の期待値が高いということです。
それに比べ短縮組、つまりダービーからの休み明けになるような馬の信頼度は低くなります。
ちなみに短縮組で馬券になった3頭は全て前走の上がりが3位以内でした。
延長組もそれほど良くありませんが、昨年の1、3着馬もそうだったように馬券に絡んだのはラジオNIKKEI賞でも3着以内に絡んでいた馬、という条件に当てはまれば優秀な成績。
ラジオNIKKEI賞3着以内でセントライト記念に出走した馬(過去5年)
日付 | 場所 | R | 馬名 | 人気 | 着順 | 種牡馬 |
---|---|---|---|---|---|---|
100919 | 中山 | 11R | クォークスター | 4 | 1 | アグネスタキオン |
100919 | 中山 | 11R | アロマカフェ | 2 | 3 | マンハッタンカフェ |
080921 | 中山 | 11R | ノットアローン | 5 | 3 | アグネスタキオン |
080921 | 中山 | 11R | ダイバーシティ | 4 | 4 | ジャングルポケット |
070916 | 中山 | 11R | ロックドゥカンブ | 1 | 1 | Red Ransom |
070916 | 中山 | 11R | スクリーンヒーロー | 14 | 3 | グラスワンダー |
ただ今年のラジオNIKKEI賞は中山で行われましたし、該当馬もいないので今回に関しては参考にはならないデータですね。来年以降に向けて覚えておきましょう(笑)
次は前走上がり順位別成績。
前走上がり | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
3F 1位 | 2- 2- 1-16/21 | 9.5% | 19.0% | 23.8% | 50 | 74 |
3F 2位 | 0- 0- 1-18/19 | 0.0% | 0.0% | 5.3% | 0 | 8 |
3F 3位 | 3- 1- 0- 5/ 9 | 33.3% | 44.4% | 44.4% | 991 | 243 |
3F 4~5位 | 0- 1- 1-10/12 | 0.0% | 8.3% | 16.7% | 0 | 74 |
3F 6位~ | 0- 1- 2-20/23 | 0.0% | 4.3% | 13.0% | 0 | 68 |
勝ち馬は全て前走上がり3位以内から出ています。
そしてなぜか1位が3位が優秀なのに、2位は悪いという不思議な結果になっています。
いずれにしても3位が優秀で、特に前走5番手以内で3位以内の末脚を使っていた馬に注目。
結論
◎ 7ショウナンバーズ
○ 8ユニバーサルバンク
▲11フェイトフルウォー
△ 1ベルシャザール
△ 5ラヴェルソナタ
△12ハーキュリーズ
△16トウシンイーグル
×14,15, 2, 4,17
◎のショウナンバーズはドイツからの持ち込み馬。このパターンは去年のダービー馬エイシンフラッシュと同じです。
父がデインヒル経由のダンチヒ系で母系も、ドイツ血統らしく重厚すぎて瞬発力に欠けますが、中山芝2200mは2002年のジャパンカップでワンツーしたように欧州血統の瞬発力のなさ、逆に言えば持続力がアドバンテージになる舞台。
ちなみにこの時のジャパンCで4着したのは、ダンチヒ直子のマグナーテン。同じコースのAJCCも勝っている馬で、この馬もショウナンバーズ同様、かかり気味に先行して粘り込むタイプでした。
他にも父ヌレイエフ系のコスモバルクや父ニジンスキー系のバランスオブゲームなども重賞を勝っているように、先行するスタミナ血統にとって中山芝2200mという舞台設定は向いています。
前走のデータで見ても前走が同距離、上がり2位なので期待値の高いデータにどちらも該当。
この中山芝2200mは先行有利でもあるので、前走も前に行っている経験があるとさらに信頼度が増します。
前走も2200mで5番手以内につけて上がり3位以内を出していた馬のセントライト記念での成績一覧
日付 | 場所 | R | 馬名 | 人気 | 着順 | 種牡馬 |
---|---|---|---|---|---|---|
100919 | 中山 | 11R | ヤマニンエルブ | 3 | 2 | サツカーボーイ |
090920 | 中山 | 11R | アドマイヤメジャー | 1 | 4 | アグネスタキオン |
080921 | 中山 | 11R | ダイワワイルドボア | 9 | 1 | アグネスタキオン |
070916 | 中山 | 11R | シグナリオ | 3 | 7 | ジャングルポケット |
060917 | 中山 | 11R | トーセンシャナオー | 12 | 1 | サンデーサイレンス |
記事が参考になった方はクリックお願いします
人気ブログランキングへ