文字研究事始め

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私の文字と道具

前回の「変体少女文字の研究」で、まる文字はシャープペンシルを使うことで
生まれた文字であることについてふれましたが、私はシャープペンシルが
嫌いな子供でした。シャーペンは紙にこすれる音が生理的に不快だったのです。
ガラスを鋭利な刃物でひっかいた時の感覚と同種の感覚が
私の右腕を伝って伝わってくるのです。

ですから、私は中学生の頃からボールペンで授業のノートを取っていました。
テストの時は、仕方なくシャーペンを使いましたが、場合によっては
ボールペンで書いていました。

大学に入ってからはもっぱらボールペンのみを使用していましたが、
ボールが回る感覚に嫌気がさして来まして、筆ペン・鉛筆を使うようになりました。
さらに以前は横書きでノートを取っていたのですが、
草書風にメモを取るには書きづらいので縦書きに変更しました。

鉛筆は、良いですね。
紙にこすれるときのシャリシャリする感じが不快でなく、
手に伝わる振動もいい。ただ、持つ部分が塗装のせいでツルツルしているものは、
長時間使用していると汗で滑ってしまいますが。

筆ペンは毛先が堅いものを使用していますが、
手の微妙な動きが反映されるのは楽しいですね。
それに適当に書いてもきれいに見えるし。
ニュアンスを出したい時に使っています。

最近は万年筆をもらったことがきっかけで、万年筆ライフを送っています。
なんていうのかな、インクを細い棒で引き延ばしている感じがとてもおもしろい。
特にペン先が柔らかいと書くこと自体が快感なのです。
筆ペンも楽しいのですが手軽に使うには萬年筆ですかね。

変体少女文字の研究

山根一真の『変体少女文字の研究』を読む。

変体であって変態ではないのでお間違えのないように。
この本は1986年に出版されたのだが、当時フリーライターだった著者が
独特の丸い文字を書き始めた少女たちの生態について
調査した内容がまとめられている。

丸文字・漫画文字などと呼ばれたこの文字は、当時の
大人から総スカンを食らうわけですが、詳細に分析していくと
その書き方が理にかなったものとして受け止められる。

要素としては、単純にかわいらしい文字だからというわかりやすい説明と
シャープペンシルの普及、テレビや町中に
ゴシック体の文字が氾濫したことなどがあげられているが、
特に重要なのがシャープペンシルで横書きすることである。

左から右に横書きしていると、ひらがなの最後の画の巻き返し
「あ・わ・や」などを行っていると速く書くことができないので、
効率のよい文字に変形していくと丸文字になるという。

ひらがなは漢字を崩して草書書きしていくうちに発生した文字だけど
丸文字も同じなんだと。

そして、多くの少女がこの文字を用いることについて、同じ文字を使っている
ことによって、連帯感、あるいは同化したいという欲望があると。
違いがあると軋轢が生まれるが、同じであれば楽に生きられる。とのこと

ケータイで友達とメールばかりしている少女がメディアに取り上げられたときも
同じようなことを言ってたなー。「つながりたい少女たち」なんて言ってね。
青春というテーマの小説がいつまでも古びないように、ある年代における
メンタリティーは時代を超えて不変なのかもしれない。とか思った。

文字を読む

ええと、これから少しずつ文字についてあれこれ考えていくブログにしたいと思っています。
文字というとまあ色々ありますわね。

ギャル文字くらいしか知らなかったのですが、インターネット上ではクサチュー語とかLeetなんてものもあるらしい。

クサチュー語はウィキペディアによると「腐れ厨房」という人がまとめたからそれにあやかって名付けられたという・・・。良いんだけどね、でもね、もう少しきれいな名前付けてくれないと使いづらいよね。。。

Leetは外国の文字コードのようだ。表記の発想はギャル文字に似ているが
しかし、説明によると文字遊びという点よりも検索を逃れると言った実用的な
麺が強調されている。

欧文を用いる人たちが
日本人と同じような感受性で文字遊びを行っているのかどうか
疑問があるところではある。彼らも顔文字を使うことがある
が、日本人ほど多用していない。

むしろ彼らにとって、文字はあくまで言葉を表すための道具でしか
ないようにも思える。それは、欧文の造語の多くがyou→U、for→4
のような省略の形を取るからであり、音の類似に着目して
形を気にしていないように感じられる。




なんかリンクが張れないので、下に張っておきます。
Leet http://ja.wikipedia.org/wiki/Leet