Sくんへ 94 | blondcoco の人生相談

blondcoco の人生相談

マーケティングから恋愛問題まで、あらゆる お悩み相談室ブログです。
朱夏世代(30代、40代)の うつや思春期特有の悩みが 得意分野です。

   「モスグリーンのズボンが、消えた!!」


来月 君の弟が産まれたら、季節的に丁度いいかな!?と思って、


頭の中に描いていたモスグリーンの上下揃ったスーツ。


だいぶ前に近くのテーラーで仕立てたもので、普段は


あまり着ない よそ行き用のスーツだ。


上の背広はクローゼットの中にあったのだが、ズボンの方が


いくら探しても見つからない!!


「ははぁ!並行世界(パラレル)に移行してしまったのかな!?」


と、頭の中を一瞬よぎる。



安部公房の小説「壁」の中のシーンに、


サラリーマンの男が会社に着く前に、背広だけが先に着いて


同僚とお喋りをしているという場面があった。


意識だけが先に会社に着いて、体は後から会社に着くという


60年以上前の当時としては、だいぶアバンギャルドな小説だった。



「まぁ、どっちにしろ、このモスグリーンの服は着るな!!」という


無の世界からのメッセージなのだ!!と、僕は受け止めることにした。


君が産まれた時の初お宮参りの折りも、テーラー製のベージュ色の


スーツを着用して行ったのだが、思えばあの時も


そのスーツに合わせたミスタージュンコのズボンをはいて行く予定だったが、


その時もそのミスタージュンコのズボンは消えてしまった。


それで僕は、多少ヨレヨレになった感の他のベージュ色のズボンを


はいて行ったことがある。


それが今年になって、ミスタージュンコのズボンがクローゼットの中に


きちんとハンガーにかかっていたのを、発見してしまったのだ。


あの時、あれほど一所懸命探した時はなかったのに!!


何故、今頃?


きっと並行世界から、戻って来たんだろう!!



僕らは人間🧍であれ、物資であれ


並行世界(パラレル)の中を、常に横移動しているのかもしれない。


すぐ隣(横)に、そんな世界が存在しているなんて、誰も知る由がない。


だいたいにおいて、人は死んでしまった人を想う時、


天(上)の方ばかり見ているけど、並行世界(パラレル)は、


きっと横にあるんだ、と思う。


だから消えたズボンも、隣(横)の世界にいるもう一人の僕が、


使う用事があって、パラレルに持っていったんじゃないかな!?