「初恋」 3 and more | blondcoco の人生相談

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朱夏世代(30代、40代)の うつや思春期特有の悩みが 得意分野です。


中原みすず著「初恋」は、コンプリートな小説だった。

見事なまでに、書き過ぎていなかったのだ。

書き過ぎなかったことで、コンプリートな作品になった。

そのコンプリートさにおいて、夏目漱石の「こころ」にも匹敵するのではないか?と、井戸端は思ってしまったほどだ。


日常生活においても、喋れば喋るほど、説明すればするほど、教えようとすれば教えようとするほど、インコンプリートさが増してしまう。

10の知識があるのなら、そのうちの2か3のみを開示すればいいのだ。

慎み深さは、逆に真実味を増すものなのだ。

泣いている人には、「そうだよね、わかるよ」と、頷いているだけでよい。

一緒に、その人に同情して泣くことなどしなくてよい。

相手が10喋るのなら、君は2か3のみを、ポイントだけを押さえて口にすればよい。

喋り過ぎれば、繰り返すようだが、インコンプリートさが増してしまう。

そんなことも、井戸端は「初恋」から学んだ。








赤と白と黒


子どもの頃、よく考えていたこと。

黒の反対の色は?

白だ!

じゃあ、白の反対の色は?

赤だ!

じゃあ、赤の反対の色は?

白だ!

じゃあ、白の反対は?

赤だ!

そうやって、赤と白とでいったりきたりになってしまい、いつまでたっても、黒にたどりつけなかったことを覚えている。








追伸 その1


ライオンやとらやひょうが、獲物を追いかけて相手を追い詰めたら、

必ず相手の、のどもとに噛みついて息の根を止める。

生き物というものは、すべからく、のどが急所だ。

人間もしかり。

それ故に、人は苦手な相手に対しては、無意識にあごを引いて対座するものだ。

あなたの愛する人は、あごを上げて、あなたにのどもとを見せて笑っているだろうか?

犬だって猫だって、飼い主に心を許せば、のどを大きく見せて眠るし、のどを触らても拒まない。

人も、同様なのだ。




追伸 その2


昨今、子どもたちの名前の読み方が難しくなっている。

読めない名前が多いのだ。

そしてたいていの場合、その名前には深い意味が込められている。

個人的な見解だが、井戸端は、名前には意味を込めない方がいいと思う。

そこに意味を込めれば、それとは真逆の世界が引き寄せられてしまうからだ。


引き寄せの法則がまだ認知されていなかった40年前から、どうしてか、そのこと(真逆になる)を不思議に思っていた。

静という漢字の入った女の子は、にぎやかだったし、太という漢字の入った男の子は、大概やせていた。

だから井戸端は、娘の名前には一切の意味を込めなかった。

第一に、音の響きを優先した。

第二に、苗字とのバランス、そして漢字で表記した時のおしゃれ感を重視した。

例えば、茉莉という名前のように、くさかんむりがそれぞれについているのは、とてもおしゃれだと思っていたので、それに習ったのだった。