ロースと肩ロースの違い。生姜焼きには肩ロース!
最近、お肉をよく食べる料理研究家・さわけんです。
スーパーで売っているロース肉パックには実は2つあります。
一つは正真正銘のロース肉ですが、もう一つは肩ロースです。
左がロースで右が肩ロースです。
この2つは見ての通り、ぜんぜん見た目が違うほか、火を通したら大きな違いがあります。
火をちょっと通しすぎた場合、ロースはパサつきやすく肩ロースはジューシーなままなのです。
この肉の中心の肉の白っぽい肉の部分は温度が上がりすぎるとパサパサ固くなります(肉の上に乗った真っ白いのは脂です。)。
肩ロースの方は白っぽい肉の部分が小さくて、赤い肉が上に乗っかっている感じですね。
この乗っかっている赤っぽい部位はパサつきづらいのです。
イメージ的には鶏むね肉にもも肉が乗っかっている感じですね(豚ですが)。
肩ロースちょっとお得なきがしませんか。
なので肩ロースは火を通し過ぎになりやすい料理、生姜焼きにぴったりなのです。
それではレシピです
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豚肩ロース肉 300g
*タレ
生姜すりおろし 小さじ1
しょうゆ 大さじ3
砂糖 大さじ1と1/2
水 大さじ3
酒 大さじ2
片栗粉 小さじ1/2
キャベツのせん切り 少々
1、タレを混ぜておく。(このタレ少々を肉に揉み込んでおいてもいい)
4、フライパンに油を引き肉を裏表さっと焼き、タレを入れて混ぜながら沸かし、肉を絡めて完成。
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しょうがにつけ込んでも、どうも固くなるな~という人は肩ロースがオススメです。
脂分が少し多いので食べ応えもありますよ!
今度、スーパーに行ったらロースのパックに混じっている方ロースを探してみて下さい。
ちなみに元々、ロースも肩ロースも同じ背肉で続いているので、厳密に分けられません。
精肉卸しなどで肉をカット>肩ロースが少々入っていてもロースの値段で流通>小売りもそのまま売るという構図なので偽装とかではありませんよ。
この穴をうまく活用しておいしい生姜焼きを作りましょうね!
科学する料理研究家・キッチンまわり評論家 さわけん