たい焼きと重曹とベーキングパウダー

今月はスケジュールに余裕があってちょっと不安な料理研究家 沢田けんじです。

月初にスケジュールが重なり処理しきれない事が多いので、月末に回せたらいいのにな。

さて、今日の料理というかお菓子は「たい焼き」です。

もちろん手作りですよ。

たいやき

型はホットサンドメーカーのプレートを変えて作りました。

たいやきの皮は小麦粉と水と重層でシンプルに作ります。

イメージは焼きたてカリっとしている感じです。

カリッとと言っても焼きたてだけなので焼き置きするならそんなに気にしませんが、せっかくの自作なのでここは押さえたいところです。

小麦粉に重曹を合わせて水でかなり柔らかなホットケーキ位にときのばします。

これで皮は完成。

とてもシンプルなのですが、重曹なのかベーキングパウダーなのかでちょっと迷いました。

どちらも重曹が炭酸ガスを発生させ、膨らむ事には変わりはないのですが、ちょっと違いがあります。
1普通は重曹を使うけど苦みが残るから変えてみる?

2ベーキングパウダーは水と合わせると分解され始めてしまう=皮の生地を合わせてから置いておけないので重曹の方がいいんじゃない?

3でもベーキングパウダーの方がガスの発効率がいいので少量ですむし家にある確率も高い。

4重曹の方が色がつくので短時間調理のたい焼きにはいい。

5重曹を使った場合、たい焼きの皮には酸性の材料が入っていないので苦みを中和できないが、あんこで苦みは分からなくなる?

という具合に色々と考える事はあるのです。

結果、合わせた生地を休ませたい&短時間調理でも色づきやすいので重曹を使う。

苦みが残るけどあんこと一緒に食べたらきっと大丈夫。という事にしました。

重曹を使って皮の生地を作り、焼く直前にクエン酸を入れるとかも考えましたが、結局は通常通りが一番でしょうか。

という訳で、たい焼きのコツは「しっぽの先まであんこを詰めましょう」です。

そうしないと重曹から出た炭酸ガスの苦みが気になるかもしれませんよ!

型がある人は作ってみてくださいね。

たいやきアップ
科学する料理研究家・キッチンまわり評論家 沢田けんじ

ブログ村