今年はまじめに記事を書こうと決めたが、なかなか実行できない料理研究家 沢田けんじです。

きょうのお題はアジです。

大アジ

で写真はかなりの大アジですね。牛乳パックよりもかなり大きいものです。

アジの旬はというと、一般的には小アジが春~初夏で大アジが秋と言われています。

が、今は産地を変えて一年を通じて流通しているのでピンとこないかもしれませんね。

アジの身の脂の乗り具合を考えると、夏の終わり~秋くらいに産卵する場合はその前後は卵に栄養が行って身は脂がのっていないので×。

産卵しないなら冬に向かって栄養を蓄えるので脂が乗って◯。

なんだか複雑ですね。

大アジの旬と言われる時期に◯もあれば×もあるので、魚をよく見て買いましょうね。

面倒な人は4月~6月くらいに中型のアジを買っておきましょう。おいしいですよ!

せっかくアジの話なので関あじの話も簡単にしておきましょう。

関あじが高い理由は数が少なく、丁寧にとって丁寧に出荷するからなのです。

一般的な真あじの漁法は巻き網でとりますが関あじは一本釣りです。手間がかかります。

一般的なあじは網でとったら船の生け簀で氷づけですが関あじは生きたまま持ち帰ります。スペースがいりますね。

一般的なあじは発砲の箱に入れられて競りに掛けられますが、関あじは居心地のいいと思われる生け簀に入ったまま買われます。ストレスがかからないようにとの努力ですね。

一般的なあじはそのまま出荷ですが、関あじは静かに落ち着いた後に活け締めされて神経を抜かれて身がコリッとした状態で出荷されます。お刺身に最適ですね。

と言う訳で、関あじを買った方は早めにお刺身にしましょうね。

ちなみに海なので、関あじと同じ魚が違う港にあがり、違う名前で売られています。

「岬あじ(はなあじ)」と言う名前で同じ魚ですが愛媛の三崎漁協が扱っているブランドです。

魚自体は同じなので、釣られた後の管理と出荷の体制であじ(歯触り?)が決まるでしょうね。

ブランド認知と言う点では地域団体商標の第一号の関あじ関さばがかなりリードしていますが、味はどうなのでしょうね。

キッチンまわり評論家・科学する料理研究家 沢田けんじ

ブログ村