料理研究家沢田けんじの料理びより-硬水で炊くパエリア
いろいろ迷っている料理研究家 沢田けんじです。

 

なにを迷っているかというと、スペイン料理講習で迷っています。

 

スペイン料理をご紹介する時、いつもつきまとうのが「食材が違う」事です。

フランス料理もイタリア料理もアメリカ料理もインド料理も特殊な食材はあります。

しかし、割と手に入りやすいので、ある程度は許される感じなのです。

 

が、スペイン料理となるとこれがなかなか手に入らないものが多く、全てを代用していくと、どうも違う味や香りになってしまう事があります。

 

4月にもスペイン料理講習会がある訳ですが、ピメントン(パプリカパウダー)やニョラ(乾燥パプリカ)、コロランテ(パエリアの色づけ粉)などは使えるのか悩みどころです。

 

ちなみにピメントンはパプリカパウダーなのですが、スペインのパプリカパウダーは特殊で、乾燥させる時にいぶした香りがついた物や甘口や辛口があり、スペイン料理には欠かせません。

 

ニョラは丸のまま乾燥させた丸っこいパプリカで、戻してロメスコスソースや鶏の煮込み等に使います。

 

ロメスコスは紹介したいけどニョラ無しとなると・・・な訳です。

ナッツ類を本当に使うのか?なんて事も考えなければいけませんしなかなか大変です。

 

これらを避けたメニューでも十分、中身のある講習会になりますが、気持ちとしては教えたい所です。

 

そんな迷いの中でもレシピは着々ときまっています。

写真はフライパンで作るパエリアです。

最近、ヴァージョンアップしたばかりのレシピですので、講習を受けられる方はお楽しみに。

 

4月3日日曜日銀座三越8Fリミックススタイルにてデモンストレーションをします。

テーマは「北欧の色とデザイン 」です。

時間は13時~と15時~の2回です。お近くにいらした際はのぞいてみてください。

 

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