料理研究家沢田けんじの料理びより-パン
“おいしい”との評判のフランス料理 ラ・カスケット(初台)に行ってきました。

 

店は小じんまりした感じで、フランスの旧市街地にある郷土料理レストランみたいな雰囲気です。

 

私の行った時は、シェフ一人とサーヴィス一人で営業していてアットホームな気分満点です。

 

テーブルにはオリーブが置いてあり、オリーブ好きの私にはうれしい限りです。

 

3人で行ってア・ラ・カルトで好きな物6皿を注文。

 

飲み物はグラスシャンパーニュ。このシャンパーニュが安いのです。

 

お得シャンパーニュを飲みながらオリーブをつついていると、まず生ハムのサラダとシェーブル・ショーのサラダが到着。

 

シェーブル・ショーはサントモールという山羊のチーズを切って、パンの上に乗せて焼いた物が3枚、サラダにのっています。

 

うまい!元々クロタン・ショーが大好きな私、ヒットです。

 

次に生ハムの乗ったサラダがやってきます。料理研究家沢田けんじの料理びより-生ハムのサラダ

 

ボリュームもあり満足できます。おいしですが私的には“無難な線”な印象です。

 

ここらで写真を撮っていない事に気づく!

 

急いで撮った写真が生ハムの皿です。

 

すでにつついた後ですが、大ぶりな生ハムのボリュームは伝わりそうですので、写真を載せておきます。

 

次は魚のテリーヌ。

 

経験上、魚のテリーヌでおいしい皿に当たる事は稀ですので、違う料理にしたいような気分でしたが、他の人の好みもあるので注文。

 

出てきてみたら“なるほど~”という料理。

料理研究家沢田けんじの料理びより-魚のテリーヌスープドゥポワソンと共に

 

確かに魚のテリーヌなんですが、スープ・ドゥ・ポワソンの中に入っているので、巨大な浮き実的な感じです。

 

スープ・ドゥ・ポワソンはとてもいい味なので、南の料理が得意な私も大満足な一皿です。

 

メインは豚肉のローストで黒ゴマのクルートがついた物とエゾ鹿の煮込みを下に敷いたアシュパルマンティエ、そして牛ほほ肉のビール煮です。

 

このビール煮が豪快。

 

ほほ肉が一つ丸々出てきます。

 

黒光りした大きな塊がかぼちゃのピューレの上にドンと乗り、香りのいいソースがたっぷりとかかった様は圧巻です。

 

それでいて盛り付けは品があるので、本当においしそうです。料理研究家沢田けんじの料理びより-牛ほほ肉のエビスビール煮込み

 

肉にナイフを入れると、ふるふると震えるほど柔らかく、しかしコンビーフのようにバサバサと崩れず完璧です。

 

味は文句なし。

 

私的にはもう少しホップの苦みが利いていてもいいと思いますが世間的にはこれがいいのでしょう。

 

甘めのピューレともよく合って幸せな一皿です。

 

デザート・コーヒーで〆。

 

値段は安いです。シャンパーニュ2杯とワイン一本(7000円?)、料理を合わせて3人で1万9千円ほどでした。

 

料理だけなら4000円位でしょうか。ボリュームたっぷり、そしておいしいです。

 

間違いなくお勧めです。一度行ってみてはいかがでしょうか。

 

行き方は初台駅の南口を出て右折。

商店街を道なりに南に歩いてしばらく行くと、道沿い左側にあります。

 

ラ・カスケット  

東京都渋谷区初台1-9-7初台T&Tビル1階

 

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