「いらっしゃいませ」 | またあえるまで

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お洋服のおシゴトを経てお寺の日々にやってきました


今立ってるブランドが、私は大好きです。

出会いは
「いらっしゃいませ」の一言だった。

ウチは
「販売代行」
といって、ブランドからお店と在庫をお預かりして

スタッフをウチが出すという形態でやっている。

そして、今自分の売り場は、カジュアルのショップ。

以前は、某アパレルにお世話になっていたが結婚当時、

主人は他社のメンズのブランドを中心に代行をやっていた。

結婚の為に退職をして家に居たら、ワイドショーも海外ドラマもすぐに飽きた。
わずか3ヶ月。
そして何より、人前に出なくなったら、ドンドン大変な事になってきた。

まず顔に緊張感がなくなった。
そして胃下垂の力もむなしく(笑)
で、リハビリでお昼から夕方まで、メンズのショップに立つ事にした。

新しいブランドを始める時は、ご紹介を頂く。
大抵は何社かが話をする。

その日、赤いダウンにデニムを履いた男性と、女性が店の前を通られた。

「いらっしゃいませ」

すっかりお客様かと思ったら、社長だった。
私の中では、社長イコールスーツ、お供がいっぱい、だったので後で凄く驚いた。
新しい代行を始めるに当たっての商談だ。
主人に商談中に呼ばれた。

「あなたと話がしたいって、おっしゃってるんだけど」

その時の私のブランドに対するイメージは「CUTiE」「zipper」系だった。
すっかり、カジュアルブランドのサブを中心にスタッフを考えていた。

「年なんて関係ないんですよ。シーナ(シーナ&ロケッツ)とか格好よくないですか?」


大人っぽいイメージも、出していきたいとおっしゃっていた。
(私では、大人にも程があるのですが)


「いらっしゃいませ」


の一言で、女性の方が強く、うちを押してくださったらしい。
条件は私が売り場に立つ事。
一年だけならと、お約束した。

なのに、

気づけば7年もいる(スミマセン)

本社の皆さんが、本当にいい方ばかり。
そしてもちろん、お洋服が大好きだ。

今はもう、お二人共ブランドには、いらっしゃらない。
絶対に

「まだいるのォ!」
って言われそう


でも、お二人のおかげで、また沢山のお客様に、お会いする事が出来ました。


ありがとうございました!