僕の普段の音楽の楽しみ方は、クラブやディスコといった踊る所にはほぼほぼ行くことはなく、ねっからのLIVEで楽しむ派なんですが、サカナクションの今回のオリックス劇場クラスの広さでのホールLIVEは、クラブ的なノリ、空間もより感じれて、音楽で自然と体と心を揺さぶられて、楽しませてもらいましたね~。
LIVEスタートと同時に一気に気分が高揚する仕掛け、演奏、そして中盤あたり恒例のSAKANATRIBE、その前後はやはりより盛り上がりをみせ、「みんな自由に、自分のステップで」と何度も呼びかけるMCにそれぞれが反応し、思い思いに踊るんだけど、1つの空間、LIVEを共有し、音楽を浴びて楽しんでいる一体感も生み出せる。それができるのはサカナクションならではだと思います。
いやぁ、流石です。
サカナクションとしてのLIVEの形の一つ、完成形をこの復活のツアーで更に完全にみたと言えるのではないでしょうか。
ただ、そこに留まることは決してなく、より進化していき、澱むことのない大海原のまだ見ぬ先へ先へとどこまでも泳いでいく、それがサカナクションというバンドだと思います。
「僕たちも音楽でもっと遊びたい。やったことないことをやりたいじゃん」
といったことを発言した山口一郎氏の言葉に、一体今度は何を見せてくれるんだろう、そして、
「年内にはアルバムをリリースします」
とも宣言し、果たして今度はどんな音楽を聞かせてくれるんだろう、さらに
「完全復活したサカナクションを待っていてください」
という言葉に、俄然期待させられる、そんなロックの、いや音楽シーンの未来も感じるLIVEでありました!
そして、終演後はいつも疲れてはるだろうに、メンバー全員で、めちゃめちゃ礼儀正しく、なおかつ物凄く気さくに、そして、時に熱い思いも話してくれる、山口一郎さんをはじめとするメンバーのみなさんに本当に好感しかないのであります!
それはもちろんファンの人にもであって、3千円以上の金額のグッズ購入者の中から、ランダムにグリーティングチケットが入っていて、終演後にメンバーに会えるとか、なかなかこのクラスでできることじゃないと思うんですよねぇ。
そんなこともいとわず率先してやっていく、それは、すべてはバンドのため、いや、この先の音楽シーンの未来のために、的なところも激熱で、惹かれて、支持したくなるところだと思います。
益々今後のサカナクションに注目であることを確信した、SAKANAQUARIUM2015-2016 "NF Records launch tour" の大阪城ホールとオリックス劇場でのLIVEでした!!