感覚が麻痺しているとしか…」トランプ氏の"ド派手"パーティーに批判。国民への食料支援打ち切りを前に開催
ドナルド・トランプ米大統領が10月31日に大規模なハロウィンパーティーを開催。4200万人が支援を受けるフードスタンプの打ち切りが迫る中での豪華なパーティーに、米国民からは怒りの声が上がった。
連邦議会での「つなぎ予算案」の否決を受け、米政府では10月1日から一部機関の閉鎖が続いている。政府機関閉鎖の影響で、4200万人が給付を受けるSNAP(補充的栄養支援プログラム)の支給停止が危ぶまれていた。 同プログラムは「フードスタンプ」とも呼ばれる低所得者を対象とした政府の食料支援で、農務省(USDA)は資金不足を理由に11月分の支給停止を決定。 その後、連邦裁判所の命令を受け、予備資金を使い通常の約50%の給付額が支払われることになったものの、一部の州では給付の遅延も見込まれている。
そんななか、ドナルド・トランプ米大統領が別荘で開いたパーティーが物議をかもしている。パーティーは10月31日のハロウィンに、フロリダ州パームビーチにあるトランプ氏の別邸マール・ア・ラーゴで開催された。 スコット・フィッツジェラルドの小説『グレート・ギャツビー』がテーマとなっており、同小説の舞台である1920年代風の衣装をまとったゲストが華やかな食事やパフォーマンスを楽しんでいた。
国民生活への影響が広まるなかでの大規模なパーティー開催には批判の声が多く寄せられた。 ユーザー①「4000万人以上が食料援助を受けられなくなるという状況なのに......感覚が麻痺しているとしか思えない」 ユーザー②「トランプ氏はこんなパーティーがしたくてホワイトハウスに舞踏場を建設しているのだろう」 ユーザー③「これは喜劇か、それとも悲劇か......。トランプ氏は低所得層の支持者を軽視している」 ユーザー④「この世に貧困が存在する理由は、貧困層に富が渡らないことではなく、富裕層がどこまでも満足できないことにある」 ユーザー⑤「4200万人がSNAP給付を失うというときに、トランプ氏は下品な『グレート・ギャツビー』風パーティーを開いた。政府閉鎖から34日になるが彼はまったく気にも留めていない
グレート・ギャツビー』が、富の浪費や富裕層の倫理観に対する批判を描いている点に皮肉を感じるユーザーも。 ユーザー⑥「トランプ氏は『グレート・ギャツビー』という小説のコンセプトを知っているのだろうか。彼のパーティーはまさにその核心的なメッセージを体現している」
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:岡崎駿佑
BuzzFeed Japan
「感覚が麻痺しているとしか…」トランプ氏の"ド派手"パーティーに批判。国民への食料支援打ち切りを前に開催(BuzzFeed Japan)
