野球の才能だけでなく、人間としての卓越性まで

 
 

米メディアが最上級の誉め言葉「大谷翔平は私たちに畏敬の念を抱かせる」

 
 

Photo by Sean M. Haffey/Getty Images

 

 

 

アトランティック(米国)ほか

 

 

Text by COURRiER Japon

 

 

まさに大谷翔平のワンマンショーだった

米大リーグのドジャースは10月17日、ナ・リーグの優勝決定シリーズ第4戦に臨み、大谷の大活躍でブルワーズを破り、2年連続のワールドシリーズ進出を決めた。大谷は「1番・投手兼指名打者」で先発出場。7回途中で降板するまで無失点、10奪三振と力投し、打者としても先頭打者本塁打を含む3本の巨大ホームランを放った。

大谷の偉大さはいまに始まったことではないが、米メディアは改めて彼が見せた圧巻のパフォーマンスを、「最上級の言葉」で大絶賛している。
 

たとえば、スポーツニュース専門サイト「アスレチック」では、野球記者歴30年を超えるジェイソン・スタークがこう評した。

「大谷という男は、野球の試合で人類史上最高のパフォーマンスを見せた」



 

大谷が示した「人間としての卓越性」


一方、「まさに畏敬の念を抱かせるパフォーマンス」と題し、大谷の野球の才能だけでなく、人間性や道徳観まで称えているのは、米誌「アトランティック」だ。

同誌は古代ギリシャの時代までさかのぼり、大谷の人間としての卓越性を次のように書いている