広島陥没事故から1年 近隣の11棟解体、水没したシールド機の内部調査へ | 日経クロステック(xTECH)
広島陥没事故から1年 近隣の11棟解体、水没したシールド機の内部調査へ
青野 昌行
日経クロステック/日経コンストラクション
2025年5月2日に撮影した陥没箇所の様子。運送会社の事務所や市営住宅の解体は終わり、下水道の復旧工事を進めている(写真:広島市)
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広島市の市道でシールドトンネル工事が原因の陥没事故が発生してから2025年9月26日でちょうど1年になる。事故の影響で傾いた近隣の民間ビルや市営住宅など11棟が解体され、沈下した下水道管の付け替え工事はほぼ終わった。一方、原因究明のカギとなるシールド機は水没したままで、内部の調査は進んでいない。今後、地盤を凍結して止水したうえで、シールド機内の水を抜く