大学の女性リーダー育成目指し、米国派遣 お茶大、東大、京大の9人

 

 

朝日新聞

 

 

 

リーダーシップについての講義を聴く、お茶の水女子大、東京大、京都大の女性教授たち=2025年9月2日、ワシントン、中井大助撮影

 

 

 

 

 大学の運営で女性が活躍する機会を増やそうと、お茶の水女子大、東京大、京都大の3大学が今月、米国に計9人の女性教授らを派遣した。米国で活躍する人たちとの意見交換などを通じてリーダーシップのスキルを伸ばすと同時に、大学間の横の連携も深めていく狙いがある。  今回の派遣は、米国で起業家として活躍し、複数の日本の大学の運営にも携わってきた久能祐子さんが、お茶の水大学に寄付をしたことがきっかけだった。同大は「トップマネジメントに携わる人材の育成に使おう」と決め、さらに東京大、京都大とも連携を取ることでネットワークを広げる方針にしたという。  派遣された教授らはワシントンとニューヨークを訪れ、久能さんのほか在米日本大使館の関係者らと意見交換し、女性のリーダーシップに関する専門家の講演なども聴いた。派遣の企画で中心的な役割を担った、お茶の水女子大の石井クンツ昌子副学長は「将来的に大学をリードしていく人に、様々な分野で活躍するリーダーの話を聞いて欲しいと考えた」と話す。

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大学の女性リーダー育成目指し、米国派遣 お茶大、東大、京大の9人(朝日新聞) -