ハーフ」の選手たちの活躍が意味するもの

英紙が見た「サッカー日本代表を支える人種・文化的多様性」

 

 

ガーディアン(英国)

 

Text by Dan Orlowitz

 

2026年サッカーW杯に開催国以外では一番乗りで出場を決めた日本代表に英紙「ガーディアン」が注目。近年の日本社会を反映するように、多様なルーツを持つ選手が活躍しており、それは「統合の物語」だと伝えている。

 

「みんな日本のためにプレーしている」


過去7回のワールドカップ(W杯)出場を通して見られた日本代表の躍進は、世界のサッカー界における日本の地位向上を反映している。30年にわたるプロ化と草の根の育成により、ヨーロッパでも通用する選手を着実に輩出してきた結果である。

その日本代表は3月、バーレーンに2対0で勝利し、2026年に米国・カナダ・メキシコで開催されるW杯に開催国以外では一番乗りとなる出場権を獲得。8大会連続8回目の出場を決めた。

そして来年、北米に上陸するサムライブルーのいくつかの名前と顔は、日本の社会的な変化も映し出すことになるだろう。ゆっくりと、だが着実に多様化している日本人の姿だ。
 

日本代表の森保一監督は、先の試合後の会見で次のように述べた。

「(一部の選手は)異なるルーツを持っているかもしれないが、日本で生まれ育った選手や帰化した選手など、それぞれに状況は違う。大切なのは、彼らがみな日本のためにプレーをしていて、世

 

英紙が見た「サッカー日本代表を支える人種・文化的多様性」 | クーリエ・ジャポン