ウクライナと千人の捕虜交換完了 ロシア、和平案提示へ

共同通信

ロシアの攻撃で破壊された住宅のがれきの中で消火作業を行う作業員ら=25日、ウクライナ・キーウ州(ロイター=共同)

 

 

 

 【キーウ共同】

 

 

ロシアとウクライナ両政府は25日、303人ずつの捕虜交換を実施したと発表した。トルコでの16日の直接交渉で合意した千人ずつの交換を完了した。ロシアは交換が完了次第、ウクライナ側に和平案を提示するとしていた。ロシア案はウクライナにとって厳しい内容になると予想され、和平を巡る議論は平行線をたどる可能性がある。ウクライナは次回の直接交渉の場所選定を進めたい考えだ。 

 

 

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 ロシア軍は24日夜から25日朝にかけ、ウクライナ各地をミサイルや無人機で攻撃した。ウクライナ当局によると、キーウ州を含む各地で子どもを含む12人が死亡、約60人が負傷した。  ウクライナ空軍によると、攻撃には無人機約300機とミサイル約70発が使用された。ロシア軍は弾道ミサイルを改良しており、迎撃が難しくなっているという。  ウクライナのシビハ外相はX(旧ツイッター)で「世界が戦闘終結を訴える中、プーチン(大統領)は多くの空爆、子どもの殺害を命じた」と非難した。  当局によると、ウクライナの10以上の州に攻撃があった