ド軍、退団のテイラーへ支払う19億円 功労者に告げられた宣告…34歳で失った“職”

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ド軍、退団のテイラーへ支払う19億円 功労者に告げられた宣告…34歳で失った“職”

 

 

 

ドジャースのクリス・テイラー【写真:Getty Images】

 

4年6000万ドル契約の5年目は球団オプション&400万ドルのバイアウト

予期された通告だった。ドジャースは18日(日本時間19日)、クリス・テイラー外野手をリリースしたと発表した。今季成績は28試合出場で打率.200、0本塁打、2打点。全盛期の姿は見せられなかった。シーズン開幕から約1か月半の段階での“別れ”。それでも球団は、テイラーに対して約19億円の支払い義務が残っている。

34歳のテイラーは2014年にマリナーズでメジャーデビュー。当初は守備要員的な立ち位置だったが、2016年途中のドジャース移籍後にスイングを変更すると、長打力が激増。2017年は140試合出場で打率.288、21本塁打、72打点とブレークし、リーグ優勝決定シリーズではMVPに輝いた。その後も時折魅せる長打力と汎用性を発揮し、2020、2024年と2度のワールドシリーズ制覇に貢献した

 

 

 

2021年オフにFAとなったが、すぐにドジャースと4年6000万ドル(約87億5000万円)で再契約を結んだ。5年目の2026年に関しては1200万ドル(約17億5000万円)の球団オプション、400万ドル(約5億8000万円)のバイアウトが付いていた。もっとも、テイラーは4年契約を満了せずに終了。球団オプションを巡る判断は何の影響もしないが、それでも大金を手にできる。

ドジャースはテイラーの自由契約に伴い、今季年俸1300万ドル(約18億9700万円)のうち、残りおよそ930万ドル(約13億5000万円)の支払い義務は残る他、来季に関しても400万ドル(約5億8100万円)のバイアウトが付帯されていることもあり、計1330万ドル(約19億4000万円)ほどを“チームを去った”テイラーへ払う形となる。

ここ2年は計115試合で打率.202、4本塁打、OPS.580、WAR-0.6と厳しい数字が並ぶテイラー。果たして新たな移籍先球団は決まるだろうか。(Full-Count編集部

 

 

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